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〈ショート解説〉【テスラ値下げ!】なぜ、テスラ株に投資してはいけないのか
米電気自動車(EV)大手テスラが
世界的に販売価格を最大20%引き下げた。
今回は、テスラ値下げについてのニュースを、長期投資家目線で解説する。
テスラが製造•販売するEV(電気自動車)は コモディティ商品 である。
動力にエンジンを使う従来型の自動車とは異なり、EVは、部品点数が少なく製造が容易である。
現時点では、先行者利益と高級路線ブランドを持つテスラに一日の長がある。
しかし、じきに経済の基本原則が、テスラを熾烈な価格競争に巻き込むことになるだろう。
今回の値下げ発表は、その価格競争の始まりを示すものである。多くの消費者は、テスラと他の中国EVメーカー製品の違いを明確にできていない。
※iPhoneは、他の中国スマホメーカーと明確に区別されていることが、価格差から分かる。
![](https://assets.st-note.com/img/1673668112913-nPoAV3pasv.jpg?width=1200)
(https://www.tokyo-np.co.jp/article/219477)
消費者は何が欲しいのか。
テスラが欲しいのか、それともEVが欲しいのか。
はたまた、EVを手にした時の『私環境意識高いんだぜ』感が欲しいのか。
ドリルを買いにきた人はドリルが欲しいのではない。「穴」が欲しいのだ。
差別化されていない商品は、じきに価格競争に巻き込まれ、利幅はギリギリまで縮小される。
コモディティ型産業では、企業が価格決定権を持たず、消費者が価格決定権を持つ。
価格決定権を持たない企業に、長期投資家は決して手を出してはいけない