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100年前の食生活で健康に?古くて新しい「大根療法」<後編>

大根はすごい!!!

前回の記事で、怪しいおじさんの「大根おろしと切り干し大根の煮汁を食べなさい!」というアドバイスをきちんと受け入れた結果、体調がすこぶる良くなったお話をしました。確信に迫りますので、ちょっと長めですが、お付き合いくださいね。前回の記事はこちら⇩

さて、「もっと早くおじさんの言うことを聞いていればよかった!」と今でも悔やまれます。

大根おろしは、ビタミンCが豊富で、食べた物の消化を助けます。
1日の体のエネルギーの行方は、ほとんどが消化に費やされます。
ましてや年を重ねるほどに、私たちの消化酵素はなくなっていきます。

大根おろしの消化酵素が「消化」を助けてくれます。
ビタミンCの補給だけでなく、残りのエネルギーを体の回復に使うのです。
大根はおろすことで、酵素が発生します。
酵素≒タンパク質ですから、タンパク質も摂取できるんですね。

切り干し大根の煮汁は、内臓をクリーニングしてくれます。
脾臓、膵臓、腎臓、肝臓、リンパ、あらゆる古い油汚れを流してくれます。煮汁を大量に飲んだ日は今までに見たことない色と形の便がたくさん出ました。
切り干し大根は、鉄、カルシウム、ビタミンDなど、サプリで摂ろうすると難しい栄養素もたくさんです。

今、振り返るとお金をかけてやろうとしていた腸内洗浄と高濃度ビタミンC点滴を<大根だけ>でできちゃったのですね。ラッキー!!!

現在でも大根おろしはできるだけたくさん食べて、切り干し大根の煮汁は週に1度2リットルを一気に飲んで、腸の中を洗っています。

煮出したら具は食べないのがポイント

タンパク質神話の崩壊

以前は、肉を食べるようにと医療機関から指導はあったものの、腸が酸化するから食べ過ぎは良くないと言われていました。しばらく肉なしで大根生活をストイックに続けて調子が良くなった私は、アレルゲンは避けつつも、タンパク質は必要だからという理由で、体にいい肉をと考えて、遺伝子組み替え飼料なし、ホルモン剤なし、放牧のこだわった肉を取り寄せて食べるようにしていました。

たまにであれば、お酒も飲めるようになり、楽しみの時間も持てるようになってきました。でもまだ、発症前のように<元気>とはいきません。外食が続くと、皮膚が荒れだします。
またある日、怪しいおじさん(H)に言われるのです。

H「お肉控えたら?」

意味が分かりませんでした。

いい肉を食べてるし。ネットを検索すれば、「皮膚を作るにはタンパク質を取れ」と書いてあります。「血液を作るためにレバーを食べろ」と書いてあります。「ベジタリアンやヴィーガンの人は栄養失調になりやすい」と書いてあります。

肉を食べずに生きていけるの?
肉以外にタンパク質を何でとるの?

?(ハテナ)がいっぱいです。

H「お味噌でタンパク質はとれるよ、100年前は毎日、肉や魚や卵を食べてなかったでしょ。お醤油はより早く血液に変わるしね。昔の人は動物性を食べずに、何十キロも歩いたり、重いものを持って労働してたりしたけれど、今はできないよね。当時お給料の代わりに現物支給で、家族分の玄米、お味噌やお醤油がひと樽やなん升、あとは梅干しでそれで生活していたんだよ」

私「uh-huh?」

H「厚労省で発表されているけれど、畜産の現状は育て方にかかわらず、屠殺場にくる7割が病気で、病巣を切り取って出荷してるからね、病気の動物のお肉を食べて健康になると思う?豚さんは生後半年なら普通は10KGくらいの体重だけど、それをホルモン剤で100KGにして出荷されてるんだよ、人の体に影響するかしないかでいうと、どう思う? 昔は庭で飼ってるニワトリが年間8〜20個ほど、たまたま生んだ卵をたまに食べるくらいだけれど、今は餌や薬で年間約300個生むでしょう。魚も遺伝子組み換え飼料やそういう動物の骨を餌にしていたり、手のひらくらいの小さな魚も一匹づつワクチン打っているんだよ。別に毎日食べなくてもいいものだと思うよ」


私「でもタンパク質が、、、(お肉は美味しいし食べたい)」

おじさんの追撃は続きます。

H「タンパク質をとるのはいいけど、それは消化できたらの話だから。動物のタンパク質と味噌のタンパク質ならどっちが消化できると思う?栄養学とか、栄養素とか、机上で計算して食べているのは人間だけだよ。消化できなかったら栄養にもならないし。それがどこに行くかというと、体の中に詰まったり、皮膚から出たりするんだよ」

私「uhーーー(心当たりしかない、でも食べたい)」

H「お肉は食べてるから食べたくなるんだよ。僕も昔は毎日、食べていたから食べたかったけれど今、一番食べたいのは大根だし(ドヤ)」

今までしてきたことや勉強してきたことの真逆の話で、頭が追いつきませんでした。

とりあえず、今までおじさんが言っていることは間違っていなかったし、
私が今まで学んできたことで、改善しなかったことは事実。

確かに栄養のためにサプリや食事を頑張って、血液検査の数値を上げることを頑張った時もありましたが、数値が上がっただけで元気にはなりませんでした。

疑いつつも、徐々におじさんのいうことを取り入れていきます。

動物性タンパク質はなしで、1日に
2年熟成のお味噌は最低100g(運動する方は最大400g)
2年熟成のお醤油は100mlほど摂るように。

そうすると、言っていた通り、肉は欲しくなくなり、お付き合いの時に提供されたら食べる程度。以前はご馳走といえば焼肉で、自分で率先して肉料理を頼んでいたし、ワイン好きでなので、ワインのお供にステーキやソーセージ、生ハムはかかせませんでした。
今はワインのお供は大根おろし、キャロットラペ、グリーンサラダになりました。驚きですよね!?

動物性タンパク質を摂らないようにして、消化に極力負担をかけないと、やはり体の軽さ、朝起きた時の胃の重たさが違います。
さらに体調が良くなった私は、ついに発症前のように毎日お酒を飲んで外食生活を取り戻します(笑)。

ここで初めて、怪しいおじさんの教えをコンプリートしたわけです。


皮膚疾患だけでなく、発症前からの不調も消えた!

どんな病も本質は同じ

この回復のおかげで、オンライン講演の機会をきっかけに、少しずつ個別相談をいただくようになりました。
抜け毛、がん、ニキビ、白内障、頭痛、更年期障害、、、
最初は私自身がまだ症状や病名にとらわれていたため、いろんな症状の相談をされても、「私がアトピーだったから、アトピー以外のことはわからないな」と思っていました。
しかし、怪しいおじさんに相談すると、

H「どんな病気や症状の人も、やることは、まいちゃんと一緒だよ」

また、?(ハテナ)がいっぱい。

だって、世の中に溢れている情報は、〇〇病の人はこれを食べろ!〇〇症の人はこれが原因!でしたから。
病院も、病名に合わせて違う薬を出しますよね。

それで治らなかったから、今に至ったんだ……と思い出しました。

それで私がうまくいった同じ方法をお伝えしたら、個人差はあるものの、みなさんみるみる元気になりました。

いち早く、分かりやすい結果を出してくれたのは、書籍にも登場するNさんです。私が怪しいおじさんの話を信じきれずに数ヶ月かけて蛇行しながら進んだ道を、1から10まで最初から素直に取り組んでくれました。

大根療法と、帯電対策、加えてブラックソルトや乳酸菌まで全て。
(手っ取り早く知りたい方はこちらから⇩)

彼女は29年11ヶ月、重度のアトピー人生で、ステロイドのストロングを塗り続けた生活が普通でした。私のビフォーアフターを見て、これだ!と連絡してくれて、伝えたことを忠実に、試してくれたのです。

Νさんは朝、起きると目ヤニで目が開かず、皮膚に張り付いた肌着を剥がすために、着衣したままお風呂に入るなど壮絶な生活をしていました。
「大根療法」と「帯電対策」の4週間で、赤ちゃんのようにツルツルな肌になりました。

私も最初からちゃんとやればよかったなぁ

これにより、私が最初から怪しいおじさんの方法を全てやっていたら、もっと早く治ったのでは?という疑念と、私が発症から数ヶ月だったからすぐに綺麗になったのか?という疑問がクリアになります。
人によって時間に差異がでますが、大根療法と帯電対策、2つを同時に行うことに意味があるのだと、思い知りました。

さらに、有名な癌サバイバーの浅井しんやさんのYouTubeに出演させていただいたことで、お問い合わせを多くいただくようになり、皮膚疾患だけでなく、めまい、白内障、バセドウ、生理痛、精神疾患、発達障害、頭痛、謎の全身の痛み、皮膚疾患、など色々な方と出会い、実践していただきました。

人によって量の調整や追加などカスタマイズはあるものの、やはりこれは病名や症状にかかわらず、「大根療法」と「帯電対策」は基本だと確信することになります。
次回からは、「帯電対策」について、お話をします。お楽しみに!


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