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心のかさぶた(2024/10/25)

"無理をする"ができなくなって10ヶ月ほど経った。
1月に退職して、資格の勉強をしたりしながらエネルギーを溜め、少し持ち直したと思ったところに祖母が亡くなった。本当に息をするだけでも精一杯だった頃のような振り出しにはもどっていないけれど、やはり頑張れていた頃に比べると色々なことが怖いし、お腹に力を入れて大地に立つことができていないなぁと感じる。

自分の内面には心の小部屋があるようなイメージだ、とこちらの記事

でも書いたが、同時にエネルギーを貯める器のようでもあるなと思う。人は一定程度頑張りすぎるとその器にヒビが入って、最後には割れてしまい、いくらエネルギーという名の水を注いでも漏れ出すようになる。その器が完全に元通りになるかは誰にもわからないし、一朝一夕ではない長い時間がかかるものだと思う。

私の器は、もう元の形には戻らないのだろうなという予感がある。それは悪いことではなくて、一回壊れたことでより自分に見合った、無理のない大きさの器になりそうだ。日々、ひび割れに金継ぎをしながら小さな一歩を積み重ねている。

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