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胸いっぱいの森(2024/10/20)

約1年ぶりに長野県 軽井沢を訪れている。都内よりもかなり気温が低く、夕方になると11℃ほど。昨日は上野の街を汗だくで歩いていたよな…?と身体が大きな疑問符を抱えているのをまぁまぁ…と宥めながら過ごしている。(現地の方も、今日から急に冷え込みましたね〜とのこと。)

夕食には、フランスの山間部料理を楽しめるレストランを予約した。店内の大きな暖炉で焼かれる滋味深い肉料理に舌鼓を打つ。オレンジ色の光に包まれた柔らかな店内は、ログハウス然としており、天井には大きなファンが静かに回る。働くスタッフの方、料理がサーブされるタイミング、和やかに過ごすお客さんたち、飲み物と食べ物、全ての要素が手を取り合って輪になり踊っているような調和。

ごちそうさまでした〜と言いながら外に出ると息が白く空に抜けていった。胸いっぱいに冷たい森の匂いを吸い込む。

映画や物語ような、理想の中だけにあると思っていた景色を目の前で見ることを生きがいにしたいなぁ、と思う。探せば、どこにだって別世界への扉はある。

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