チームビルディング実践術!研修や事例から見るチームへの効果とは?
こんにちは。スキイキ広報担当です!
いよいよ8月を迎えましたね。夏休みの計画を立て始めたという方も多いのではないでしょうか。
さて、今回はチームビルディングについて取り上げます。
スキイキでもチーム作りの大切さや、チームがどのように成長していくのかについて解説してきましたが、実際にチームビルディングに向けた具体的な社内での取り組みを知りたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、本記事では会社やメンバー双方の成長に欠かせない「チームビルディング」について、必要性や目的を再度確認しながら、企業での具体的な取り組み事例をご紹介します。
ぜひ、ご自身のチームでも参考にしてみてくださいね。
なぜチームビルディングに研修を取り入れる?目的とポイントを解説!
チームビルディングとは?
「チームビルディング」は、チームや組織のメンバーそれぞれが、自分の個性や能力を発揮しながら一丸となってゴールを目指すチームをつくるための取り組みのことを指します。
ここでポイントとなるのが、目的やゴールを共有しているかどうかです。それがなければ、単に集団となってしまうので、チーム作りをする上では目的やゴールを明確にすることが求められるでしょう。
チームビルディングが必要な理由
チームメンバーが一丸となってゴールを目指すための「チームビルディング」が注目されるようになったのは、ビジネス環境の変化が激しく、スピード感を持った意思決定や、柔軟な対応を求められるようになったからです。
チームメンバー1人ひとりが自発的に行動することでスピード感が生まれますし、メンバー同士で協力関係を発揮できれば、柔軟な対応が可能となります。常に改善と成長を続けられるような強いチームとなるため、チームビルディングの必要性が出てきています。
チームビルディングをする目的としては、以下の4点が挙げられます。
チームビルディングは、チームメンバーの価値観を共有して相互理解を深めると同時に、チームでの目標に向けて団結力を持って取り組むことで、結果的にチームのパフォーマンス向上に繋げられることから、各企業で様々な取り組みが行われているのです。
チームのコミュニケーションの大切さについては、スポーツの事例が参考になると思いますので、以下の記事も見てみてくださいね。
また、ビジネスにおけるチームの成長やパフォーマンス向上の1つの手段として外部人材活用というアプローチもあります。気になった方は以下の「ガイドブック」をチェックしてみてください。
チームビルディング研修の目的
チームビルディングの取り組みの1つとして、研修にチームメンバー全員で参加する場合もあります。研修でなければ得られない体験や学びがあったり、ゲームやスポーツなど、普段の業務とは異なる状況でメンバーと共通のゴールを目指すことでチームワークの重要性に気づけたりすることから、実際に取り入れている企業もあるのです。
チームの段階に合わせて種類や内容をピックアップ!チームビルディング研修のポイントとは?
ここからは、チームビルディング研修について具体的に見ていきます。
研修の種類・場面
研修の種類としては、主に3つあり、ワークショップやゲームなど、職場内で取り入れやすいものから、アクティビティや合宿など、普段と異なる環境で実施して、チームメンバーと課題に取り組むものがあります。
部署・チームごとで従来設けていた研修時間に組み込むほか、社内交流イベントとしてカジュアルに実施する方法や、普段の業務の中で実施することもできるので、研修の種類や実施タイミングなどを検討していく必要があります。
研修を実施する際には、チームの課題や成長段階について現状を把握しておくことが重要です。上記の種類や内容も、目的によって最適なものが異なります。チームの段階に応じて研修の種類やプログラムを選べば、より効果的なので、以下の記事でチーム形成のプロセスやチームビルディングのアイデアを参考にしてみてくださいね。
研修の中で意識すべきポイントを紹介
実際に研修プログラムに取り組む時、よりチームの成長に繋げるためにはどのような点を意識すべきなのでしょうか。
1つめは、「対話を意識させる」
チームメンバー同士でコミュニケーションを活性化させることがポイントです。お互いの考え方や考える過程まで理解できるように、言語化して伝え合うことを意識すると良いでしょう。
2つめは、「質問力・傾聴力を身につけられるようにする」
チームメンバー同士で価値観を理解し合うためには、「なぜその答えを出したのか?」「なぜそう感じたのか?」を掘り下げる必要があります。相手の考えの背景まで聞く癖をつけていくと、質問力アップに繋がるでしょう。
3つめは、「振り返りを行う」
研修後の学びや気付きを振り返る時間を設けることが重要です。研修の中で感じたことや学んだことを普段の業務に活かすためにも、具体的な計画に落とし込んだり、行動目標を立てたりするところまで行うと、より研修の内容が定着しやすいでしょう。
チームビルディングの取り組み4選!研修からミーティングまで様々?
ここからは実際に企業で行われているチームビルディング研修を紹介します。研修内容ももちろんですが、結果の部分にも着目して、研修を取り入れる時の参考にしてみてください。
株式会社ニットの事例
ニットは、2015年創業のフルリモートを前提にしたオンラインアウトソーシングサービスを提供する企業。コロナ禍のため、2年連続でオンライン実施をしていた事業合宿を今年はリアルで開催したと言います。
このような事業合宿を実施した結果、普段オンラインで会話しているメンバーとの距離がぐっと縮まり、お互いの理解が深まったそうです。
また、家族連れでの参加者もいたことから、家族にも会社の雰囲気を知ってもらい、「ママの会社は面白い人ばかりだね!」「いい雰囲気の会社だね!」と反応があることによって、より企業への愛着が湧く機会となったと言います。
株式会社ぐるなびの事例
飲食店検索サービスを提供するぐるなびは、コミュニケーション活性化の取り組みとして普段から「ウォーキング・ミーティング」という新しい形の会議を取り入れています。
この会議形式を取り入れることで、室内会議よりも話しやすく、上司・部下の間の壁がなくなり、距離が縮まったと言います。また、運動しながらなので、マイナスな意見より前向きでオリジナリティのあるアイデアや意見が出やすくなったというメリットもあったようです。
株式会社タニタの事例
タニタでは、顧客ニーズを掴み提案する営業力強化と、組織力強化を目的に、ビジネスゲーム「The 商社」を用いたチームビルディング研修を実施しています。
職種や階級に合わせて学びながらゲームに取り組めるため、コミュニケーション力・チーム力・知識を同時に得ることに繋がる方法だと言います。
この研修によって、メンバー1人ひとりが主体的にチームや組織に関わって、「自分が変えていこう」という姿勢になったほか、対応が難しい案件で自分で解決策を考える下地ができ、チームビルディングで重要な自主的な行動を定着させることに繋がっています。
株式会社日清食品ホールディングスの事例
日清食品では、無人島研修を実施。火起こしから食材の確保、調理器具の調達から調理、寝床作りに至るまで自給自足のサバイバル生活の中、より良い生活を送るためのサバイバル力を鍛えるという内容です。
チームメンバー同士で助け合い、アイデアを出し合って様々な創意工夫をこらし、結束力とチーム力を向上させるのが目的です。
このように普段とは大きく異なる環境で研修を行うことにより、「いつもあるものが当たり前ではない」との気付きを得ることに繋がったと言います。また、年齢も部署も違う参加者間での共同生活を通して、多様な価値観を尊重しながらコミュニケーションを取ることの大事さ、チームワークの重要性、考え抜くことの重要性など、実際に体感しながら学ぶことができる研修です。
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いかがでしたか。チームビルディングについて取り上げながら、取り組み事例を紹介してきました。
研修からミーティング、ゲーム、合宿など、様々な形態でチームビルディングに取り組んでいることがわかったかと思います。ご自身のチームに合った取り組みを探して、ぜひチームの団結力やパフォーマンス向上に役立てていただければと思います。