親の会での気付き
昨年からこのnoteを始めてますが、今までに数回、色んな地域の障害児親の会に招待していただきました。
毎回私だけオンラインでの参加ですが、色んなご質問にお答えしたり、お話をさせていただいてます。
タイトルにも書きましたが、その親の会に参加して気付いた事を、少しだけお話したいと思います。
私が気付いた事は、以下の2つです。
①私の話に興味が出てくるのは、子供が中学2年生以上の親御さん
どの親の会も、子供が幼児〜成人まで幅広い年齢層の親御さんの集まりですが、私への質問の大半は、中学2年生以上の障害児がいる親御さんでした。
その質問は、行政の事、福祉サービスの事、事業所の本音と建前など、多岐にわたります。
色んな事を私が知ってる範囲でお答えしますが、毎回一度は絶対に言われるのが
「もっと早く知りたかった」
という言葉です。
面白い事に、毎回そうは言われますが、小学生…特に低学年の障害児をもつ親御さんとお話をしていても、私の話が響いている雰囲気をあまり感じません。
その年齢層の子供をもつ親が何を知りたいかというと
「どこの病院がおすすめ?」
といった内容なんです。
同じ地域に住む先輩から、こういった話を聞きたいんですね。
だから親の会に参加してる、という方が多いような感じがします。
当たり前といえば当たり前なんですけど、子供の年齢によって、困ってる事やほしい情報が違うんですね。
色んな事を克服した親、色々知った親、子供の年齢が成人に近付いている親は、私の話を重要だと感じます。
だから、もっと早く知っていたらもうちょっと色々出来たんじゃないか?って考える訳です。
でも、残念ながら早く知ったとて、必要性を感じてなかったら聞いてもあまり意味はありません。
「もっと早く知りたかった」
と言っていただくのはありがたいですが、きっと同じ話を数年前に聞いてもピンと来なかったと思いますので「聞いて良かった!」と思える今がベストタイミングなんだと思って、色んな行動に移してほしいなと思います。
②質問者の9割はお母さん。でも、実際にグループホームを開業されるのは1割のお父さんの中から現れる。
これは親の会だけの話ではなく、メールやzoomでのご連絡もそうなんですけど、ご連絡いただく9割はお母さんです。
で、実際にグループホーム開業に関して動かれるのは、残り1割のお父さんの中から現れます。
お母さんからご連絡をいただく場合、ほとんどのお父さんは療育や将来に無関心です。
そして、お父さんからご連絡をいただく場合は、ほとんどのお母さんが療育や将来に無関心です。
お父さんお母さん共に子供への感心が高い…というケースは、残念ながらもの凄くレアです。
たまたまなのかもしれませんが、現状はそんな感じ。
そんな所でバランス取らなくても良いのに…と思ってしまいますよね。
確かに、グループホームを経営していた時も、片方の親御さんとしか会う事が無かったケースが非常に多かったので、これが世間のスタンダードなのかもしれませんね。
まとめ
noteを書き始めたのは、グループホームを開業した頃の私と同じように
「未就学障害児育児中の方へ障害福祉業界の実態と開業をお勧めする為」
だったのですが、どうもそれくらいの年齢の障害児を持つ親御さんにはニーズがあまり無さそう…という少し残念な結論に至りました。
なぜ未就学児の親御さんに伝えたかったかというと、障害を受け入れなくてはならない現実と将来の不安と絶望と…という色んな感情でめちゃくちゃしんどい時期だからです。
幸い、私や妻の場合は早々にその時期を脱して進んでこれたので、しんどい渦中におられる方の脱出するお手伝いをしたいな、というのがそもそもの始まりでしたからね。
やっぱり自分で気付いて腑に落ちていかない事にはどうしようもないのかもしれないな、と思った次第です。
それでも、何かのキッカケにはなるかもしれないので、これからも色々書いていくんですけどね。
自分たちのグループホームを持って、少しでも障害児育児を気楽に感じ、子供の将来への不安が減り、そして質の良いグループホームが増えてくれたら良いなぁ。
二人の障害児の父
すけじろう
開業についての相談・サポート、開業後の営業、書類関係、家探し、全てお手伝いします。
特に、私と同じ障害児育児中の親御さんからのご連絡はとても嬉しいです。
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