損保こ大喜利
これは、支社での営業会議でよくある光景です。
損保は年間の営業目標が前年対比で本社から支店・部→課支社に割り振られます。
会議では目標達成に向けて話し合われるべきですが、いまいちな課支社だと、これといった解決策もなく、足りない目標数値を担当者ごとに頭割りする運用が取られていることがしばしばあります。
毎月月末までにあと1人100万ねといわれてもぶっちゃけ、満期のある損保において早々何とかなるものではないです。
これも損保あるある。損害保険は意義のある仕事であることは間違いないですが、新卒採用ページに書いてあるような「企業の挑戦をサポートする」とか「グローバルに活躍する」といったことを経験できる部署はごく一部。大半は国内の営業(代理店・ディーラー)や保険金支払部門に配属されるので、嘘ではないですがギャップがあることは間違いないです。ss
損保営業においていつの時代もい花形は自動車。特に10台以上をまとめて契約する「フリート契約」の獲得は、営業担当者にとって勲章のようなもの。
もちろん本来は代理店が保険証券を基に見積もりをするべきですが、フリートといわれると保険会社担当者も気合が入って見積もりを自ら引き受けに行くこともしばしば
今度は本社側。
営業は契約が欲しいので、本社に保険料の値下げや補償のあぷなどの特例承認を申請します。
一方、本社はその保険契約が赤字にならないかアンダーライティングを行いその申請を検討し、承認or拒否します。
その承認を取るために営業は、アンダーライティング問題ないことを定量的・定性的に、想いを込めて上司や関係部署を巻き込み本社に突っ込んでいきます。
その承認が下りて他社の保険料をくぐれて、契約を獲得できても、その保険が赤字になってしまっては元も子もありませんが、正直これはよくあります。
営業側に収支責任があまりフォーカスされずトップライン目標偏重であるため起こる現象です。