保険は約款が全て
根本は約款
損害保険を理解するには以下のものがあります。
チラシ
パンフレット
社内研修用資料
社内マニュアル、規定集
しかしこれらすべては「保険約款」がベースとなっており、お客さまとの保険契約はすべて保険約款に基づき履行されます。
そのため、これらの資料はすべて保険約款に書いていることをわかりやすくしている補助資料といえます。
そのため、若手社員のうちにパンフレットやマニュアルだけでなく、保険約款を理解する癖をつけておくことが好ましいです。
普通保険約款
保険約款には、2種類あります。
1つ目は普通保険約款。略して普約(ふやく)と言ったりします。
自動車保険や賠償責任保険など、保険商品ごとに存在し、商品共通で普遍的に適用する約款です。
保険金をお支払いする場合
お支払いしない場合
変更の取り扱い
などが規定されています。
特別約款
2つ目は特別約款です。略して特約といいます。
特約は各お客さまとの保険契約ごとに、ペタペタ貼り付けるイメージです。
補償やプランを変えるときはこの特約が着脱されます。
補償内容だけでなく、払込方法なんかも特約によって規定されています。
特約では普約の内容に追加するだけでなく、普約に書いてある内容を打ち消しに行ったり、修正・読み替えることもできます。
これら約款構成を体系的に俯瞰して理解すると、少し面白くなってきます。