オンライン飲み会の話
そいつは突如として現れた。
世の中を席巻するあの忌々しきウイルスと共に。
その名も
オンライン飲み会
オンライン飲み会──
スマホやパソコンなどのテレビ電話機能を使って飲み会をすること。
「こいつぁ、厄介。」
これが僕の第一印象でした......。
厄介すぎて、てやんでい。口調も気づけば、べらんめい。zoomだなんだと楽し気に、そこはかとなく悲し気な、そいつの名前は、”オンライン飲み会”!!!!
テレビ電話やテレワーク、オンラインで授業だの、厄介なことは増えつづく。ところがこうなる以前から、いや~なことはありました。
そうさそいつは飲み会だ。
なんてつたつて下戸なんです。一口お酒を飲んだなら、顔は一気に真つ赤つ赤。体はほてり、目も真つ赤、徐々に頭痛が訪れます。注文いつも「ソフドリで」。飲める人からしてみれば、「しらける」「つまらん」「冷めたやつ」。それでて誘いを断れば、「しらける」「つまらん」「冷めたやつ」。まるでこちらが悪役です。
そもそも飲み会好きじゃない。大人数も好きじゃない。「明日、朝が早いんです」、「今夜は親がうるさくて」。何度も使つた断り文句、何度もやんわり逃げてきた。
ところがどつこいオンライン。断り文句が通じない。早い朝がなんのその、うるさい親がなんのその、なんてつたつて家だもの。「いつでもどこでも誰とでも」、それが強みのオンライン。
ほっとけ!ほっとけ!てやんでい!
ほっとけ!ほっとけ!べらんめい!
こちとら根っからインドア陰キャ!
陽キャの遊戯に巻き込むな!
せつかく外出ず外出自粛。みんなが強制インドア派。ついに陽の目だ、インドア派。家で何する?わくわくだ。Abema・アマプラ・ネトフリで、映画にドラマにバラエティー。臆せず堂々ニートライフ......。
だけれども、黙つちゃいないぜアウトドア。日光浴びれぬアウトドア。陽の目を盗られたアウトドア。LINEで一言言い放つ、
「オンライン飲み会しませんか」
逃げ場を失い右往左往、気づけば参加の流れへと。なし崩し的に「あたぼうよ」。さあさあどうなるオンライン、生きて帰つて来れるのか!?
気になる続きは、
また、いずれ。
さて──
リズミカルにお送りした今回。ただでさえうまくない文章に、リズム優先の文。伝わりづらかったかと思います。こういう縛りでもしないと、つまらん話ばっかり書いてしまうことになりかねないので笑
たまった鬱憤をリズムに乗せるだけでなんだか楽しいゲームみたいになるので、家での暇つぶしにオススメします(?)
(ちなみに恐れながら、脳内再生音声は講談師の神田伯山さんのつもりでした。)
それでは、今回はこの辺で。