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【目標はいらない】点をひたすら打っていく
人生を山登りに例えると、大きく分けて2通りのアプローチがあると思う。
【トップダウン】山頂(ゴール)を常に意識しながら「一歩一歩が山頂につながる」と考えながら進む
【ボトムアップ】山頂はぼんやりと意識しておきつつ、目の前の一歩一歩に集中しながら進む
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ぼくにとって【トップダウン】のアプローチを取るのはとても苦しかった。世間はやりたいことは何か、目標は何なのかとしきりにぼくに聞いてくる。周りは医師や弁護士という明確な目標を持ちながら人生の歩みを進めている。そんな環境に身を置くと、ぼくも目標を持たなくてはいけないのか、という不安にかられ、途端に呼吸が苦しくなる。
そんな時、世界的デザイナー、佐藤オオキさんが出演していたアナザースカイに出会った。彼は現在では世界を代表するデザイナーに名を連ねるけれども、当の本人は目標はないという。ただ目の前に来たボールを120%の力で打ち返すことに注力している、と。
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ひたすら点を打っていくと次第に線っぽく見えてくるというか、点と点がパチット繋がって線になるってそういう・・・そんな簡単な事じゃないのかなっていう、目の前にある事にちゃんと集中して誠意を持って取り組んでいれば、まぁ何かしら線のような物になるのかな、面になっていくのかなというそんな気がしましたよね。
この言葉に救われた。それまでのぼくの苦しさは「ああ、今興味のあること、やるべきことをしっかり取り組んでいれば後に必ず続くんだ」という安心感へと変わった。だから今日もぼくは、シリアルイノベーターのように新規製品や新規サービスの創出に関わりたというふわっとした目標は頭の隅の方においておいて、やるべきことに真剣に取り組んでいこうと思う。