日産の四重苦
日産車が売れてないらしい。
新車の情報を聞く度に、『売れるのか?』という余計な心配をしてしまう。
日産車には連綿と続く『四重苦』が解消されない限りは売れないんじゃないかって気がする。
その四重苦は....
走らぬ・止まらぬ・曲がらぬ・壊れる
走らぬは、高燃費。
止まらぬは、ブレーキが甘い。
曲がらぬは、文字通り。
壊れるは技術の日産を掲げている割には、基本性能の耐久性が低い。
最近の日産のモデルチェンジやマイナーチェンジの傾向は、ワンパターンであり、これら四重苦のカモフラージュでもある。
たとえば高燃費のカモフラージュとして排気量を大きくする。
排気量が大きくなれば燃費は下がるのは必定であり、そういう車を買うってことは気にしない、気にするなという暗黙の了解が成立する。
新技術を投入し、様々な便利な機能を盛り込んで売り出すも、その耐久性は新技術故にけして高い訳でもない。
もっと深刻な問題は、基本的な機能であったり、パーツであったりが壊れたりすることだ。
エアコンであったり、パワステであったり、マフラーであったりと様々。
国産自動車メーカーの中で一番壊れやすいのではないか。
曲がらぬのは、日本の道路事情を考える上では致命的。
一台通るのがやっとな道幅がザラにある住宅街は特に。
クランク、S字、鋭角カーブで、日産車が一番多く切り返しを要する。
FFで重ステ並みのステアリングの重さだったりして、家に帰るのが嫌になる。
トヨタやホンダ車が切り返し1回で済むのに、日産車は3回要するなどはザラ。
それでも、褒められることが一つだけある。
それは直進の安定性だ。
その実はステアリングが重くてブレにくくて曲がりにくいのだが。
仕事で日産車を乗り回していてそんな風に感じた。
そして、これら四重苦を目の当たりにして買う気になれるかというと言わずもがなである。