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歩けない ⑥⑦

『6回目』の治療は患者さんの持病の影響で下痢が1週間ぐらい止まらない状態で治療の3日前ぐらいに治ったとのこと。

その影響で疲れを感じるのと身体全体にこわばりが感じられたために体調の改善を最優先に考えアプローチしました。

トレーニングのメニューは新聞紙を丸める指先のトレーニングや腕振り、バランスボールを両肘で押すなど腹部を含めた体幹部のトレーニングなどを次回まで行ってもらうようにお伝えしました。


『7回目』はワクチンの1回目の接種の数日後で、計っても熱が上がっているわけではないが身体を診た感じだと熱がこもっている感じがあり、筋肉に力が入りにくくなっており足のだるさなどを訴えられていました。

今回見られて改善点は股関節や腰の固まっている感じがとれてきて前より、椅子からの立ち上がり動作などがスムーズになってきました。

今回から杖をついたトレーニングを開始してもらうことになりました。

使ってもらう杖はクイックルワイパーのように床に着く面が大きい四角形の形になっており、杖を持つ持つのは横からでノルディックポールのように掴める形に作ってもらいました。(患者さんの家族が大工さんのため)

床に着く面を大きい四角形にしたのは安定感の確保と点よりも重心の移動の感覚を掴めやすいと思ったからです。横から掴んでもらうようにしたのは、肩が上がりにくく、肘を締めた状態を作りやすく2本足での歩行動作に近い動きができ、実際の歩行につなげやすいと思ったからです。

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