見出し画像

ぎっくり腰のなってから治るまで 続き

ではこの前の続きからお話したいと思います。

ぎっくり腰は大きく分けて下記のように分けられます。

炎症期➡回復期➡リハビリ期➡正常
    

それではそれぞれのフェーズについて説明していきます。

炎症期
患部に強い炎症があり運動時にズキッと鋭い痛みがある状態
炎症を取り除くことを第一に考え、患部に氷水や冷えピタなどを貼り炎症を取り除くようにする。
テーピングやさらしで患部を保護することも重要。
炎症が強いほど関節が不安定になる為に動きに制限をかけるテーピングになる。炎症が収まってくるとテーピングがじゃまに感じ回復の妨げにもなるので再考などが必要になってくる。テーピングは筋肉の補助をベースに考え、炎症が強く動けない場合は動きを制限するようにつける。
それ以外の時は固定してしまうと他の場所の負担が大きくなり痛みや炎症が起こることが考えられるので避ける。
さらしは腰部の固定ではなく腹圧を高めることが目的で使用する。
炎症期はストレッチなどを含む患部に負担のかかることはNG
安静第一

回復期

炎症反応が落ち着いてきたころ
この時期から炎症を取り除く処置をしつつストレッチを開始

テーピングも動きを制限していたり、患者が違和感を感じていれば、簡易の形に変えるか外す。テーピングをしない状態でも患部を冷やすことは継続。
ストレッチは腰部の前後・左右のストレッチは痛みのない範囲でしていいが、回旋のストレッチは元々腰椎は回旋可動域が狭いためNG

リハビリ期

ぎっくり腰などになった後このリハビリをしないからまた再発したり、慢性痛が残ったりします。
痛みを取り除くことを第一に考える治療と同等にこのリハビリが大切です。
ただ痛みも強くないししんどいのでやめてしまうことが多いです。
また指導できる人も少ないように感じます。
リハビリとしては身体の連動性を高めるトレーニングや不足部分の筋力トレーニング、ストレッチは腰椎の回旋するストレッチや骨盤の可動域を出す運動などです。

これまでのはー(マイナス)の状態を0に持っていくために治療や処置で、これからはー(マイナス)を0に持っていきつつ、+(プラス)も増やしていく時期です。

身体の柔軟性は日常生活に支障が出ない範囲なら問題ない。むしろ柔軟性が高すぎると身体を支えるための筋肉への負担が大きくなります。
なのでストレッチも過度にするのは禁物です。

トレーニングは腹壁を構成する筋肉や下半身特に殿筋周り、ふとももの裏側を中心にしていきます。
スポーツ選手だとウエイトトレーニングも必要になってきますが一般の人だと自負荷で十分です。
なので家でリハビリすることが可能です。

ぎっくり腰のなってからの治るまでの流れは以上になります。

書いていないことで気になることなどがある方がご連絡ください。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?