映画『HOUSE』見たら気が狂っちゃった

最初に言っておくと、僕はめちゃくちゃこの映画が面白くて大好きだからnoteを書いているわけではないです。「HOUSEを見てしまった人とこの感想を分かち合いたい」から出来るだけ興味を持ってもらいたくて書いています。この映画が大好きだと言っている人がいたら確実に逃げられる位置まで下がってください。

こういう「カルト映画」を初めて見たんですが、こんなことしていいんだのオンパレードで普段と違う脳の疲れ方をして楽しかったです。アトラクションの感想だな、間違っては無いが。
あらすじは極シンプルで、6人の女の子がおばあちゃんの屋敷に行って酷い目に合います。定番ホラーな気がしますね。ストーリーはあってないようなもんで、あると思ったストーリーはなくなるので問題ないです。

演出はめちゃくちゃいいです。これが本体です。マジでこの映画でしか見られない光るものがあります。とりあえず面白かったシーンの打線組みますね。これを見たとして面白さは損なわれないし、見る時に忘れなかったとしても唐突なので。

1中 あまりにも情報量が多すぎる先生宅
2右 お尻を齧るBB素材
3左 地雷でも爆発したかのような扉を閉める音
4一 「唇だ!」「大きすぎる……」
5三 過去編で唐突に始まるバラエティー番組
6二 体内から地獄の業火に焼かれる少女
7遊 マリオ64に出てくるピアノ
8捕 猫音MAD
9投 骸骨盆踊り

誇張はしてないです、でも僕も見直してヲタクの誇張表現かと思いました。ほんとになんなんだこの映画。ここの真相を確かめるだけでもレンタル代(400円)は取れます。
画角とかカットの仕方にはテクが見えて、かつ今では使われないようなものが新鮮に感じていいな~ってなりました。

あとは怪異の格がやたら高く、成り立ちが描写されててちゃんとしてて気に入ってます。僕のこの映画に対する信頼はここだけでまかなっています。

そろそろこの映画の味、つまり悪口を言います。あまりにも無駄な要素が多いです。大きく分けて二つあり「ストーリーに関わってきそうなのに結局一切回収されない要素」「本当に意味不明な要素」です。前者はその目で確かめてください、同じキレをして欲しいので悪意を持って教えません。後者はそういうギャグだと思えばまぁ……熊とか山積みのバナナとか……最終的に印象に残るのってこういう切れ端みたいなところですよね。
全然回収しないところはムカつくが、エンディングがやたら清涼感が溢れて大好きなんだよな~~~。悔しいぜ!

最後に俺の好きなキャラについて喋っていいですか?ありがとうございます。
クンフーってキャラがいて、その子だけやたら演技が上手くて専用BGM(これが一番好き)もあり明確な見せ場ありと正直主人公より目立ちます。あとやたら血色がよくケツが強調されてるのは多分監督の性癖です。

そんな感じです。妄言みたいですがここで言ってることは信じてください。
興味持って見るつもりだったらクソみたいな映画を見せられても許せる友達を誘ってください、多分一人では耐えられません。僕は二人で見て、90分の映画であるにもかかわらず休憩を挟みました。
もし僕と知り合いだった場合は声かけてくれたら行きます。感想を啜る妖怪はそのために綴っているので。
なんなら僕が主催します、ほんとに見てください、俺はもう見てくれた人の感想を喰わなきゃいけない体にされたんです。

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