【TFT Master 記念】ランク戦に関する考察
1. 自己紹介
初めまして。sukank と申します。
現職はセキュリティ系のエンジニア、SR はトリンダメア OTP です。(でした)
上記 SN で TFT を中心に遊んでいます。趣味はポーカーやTFT 配信を眺めることです。
今回は、TFT でマスター昇格した記念に、ランク戦に向けて考えたことを残したいと思い、Note を開きました。
※グラマス/チャレの方々からすればお目汚しかもしれませんが、ご容赦を
2. LP 増減と順位の関係性について
ランク戦は LP を増やしてレートを上げることが目標です。
※筆者の場合。上達のためにランクを回す場合もほぼ同義?
まず、LP を増やすという目的に対して、どのようなアプローチでこれを実現するかの検討を行いました。
大切なのは、「毎ゲーム勝つ = LP が増える」という抽象的な「目標」ではなく、「如何にロジカルかつ長期的な視点で LP と向き合うか」となります。
※平日は仕事でプレイ時間が多く確保出来ないので、より効率的な方法で LP を増やす必要があった。
TFT では、4位以上が LP 増、5位以下で LP 減が原則です。
ここで大切なのは、順位が重みとなって LP がやり取りされている点です。
つまり、順位が高い方が獲得出来る LP が増え、逆に低ければ低いほど LP 減少が激しいという仕様でもあります。
「そんなことは知っている」と思われるかもしれませんが、まずは1事実として確認です。
TFT Stats というサイトには、直近 20 戦で取った順位がヒストグラム化されています。
これを見て、「1位沢山取ってていいな~」と思うのも良いかもしれませんが、もう少し工夫したいですね。
順位ごとの重みを乗算することで、より実際の LP 増減に近い形で具体化してみます。
ここで分かることは以下です。
・2回の5位に比べて、1度の8位の方が2倍 LP を減少させている
・3回の4位に比べて、同数の2位は3倍の LP を増加させている
「そんなことは知っている」と思われるかもしれませんが(2度目)、
こうして図化・言語化することにより、目標が「勝つ」から「より順位を高くする」へ、少しだけ具体化されるのではないでしょうか。
更に掘り下げて、より具体的な目標に落とし込みます。
3. 「引き」と「リロール」
話は変わりまして、TFT は間違いなく「運=引き」が絡むゲームです。
「引きが悪くて負けたー」・「引きがよくて勝ったー」
という状況が少なからず発生します。
しかし、より効率的な LP 増を目指すには、引きの影響を最小化するための仕組み作りが必要になるでしょう。
引きの悪さは、リロール(=ラウンド進行やゴールドの消費)が絡みます。
リロールを試行回数 x、引きを重み a(=傾き)、盤面の強さを y とした場合、y = a * x となります。
※当然こんな式には何の価値もありませんが、
引きが悪い(a が小)の場合、強い盤面 y へ到達するために、より多くのリロールが必要という事実が確認できます。
多くのリロールが必要、ということは盤面を整えるためにゴールドを多く消費しているということです。
つまり、後半のレベリングやハイコストのコマを揃えるためのリソースが不足します。
よって、引きが悪い場合のゲーム内目標は1位ではなく、7/8位といった下位を全力で回避すると設定した方が、長期的に見て LP 増に繋がると思います。
さて、ここでの「強い盤面y」とはどのような状況でしょうか。
キャリーが金になることでしょうか?盤面がすべて銀になることでしょうか?
TFT は対戦ゲームです。自己都合の強弱判断は、恐らく誤ったアプローチでしょう。
ここでの「強い盤面y」とは、「相手の盤面と比較して勝てる」状態と設定することが適切と考えました。
もうちょっと具体化して、以下の目標設定としてみます。
・引きが良い場合は上位が目標なので「ほとんどの相手に勝利出来る」
・引きが悪い場合は最下位回避が目標なので「過半数の相手に勝利出来る」
ここで1つ問題となるのが、「強い盤面yを目指すためにリロールする」には、「現状の盤面がどうなれば対面に勝利出来るか」を明確にする必要があるということです。
ここを読み違えると、以下のような状況が発生します。
・必要以上のリロールでゴールドを消費してしまい、後半のレベリングが遅れる
・リロールが足りず、弱い盤面のままラウンドが進行し HP を多く削られてしまう
4. まとめ
ここまでの話まとめておきます。
① ゲームの目標は「勝つ」ではなく、「より高い順位を取る」こと。
② TFT に「引き」は付き物。引きが弱いゲームの目標は最下位の全力回避。
③ 強い盤面を作るために、リロールを行う。
④ 強い盤面とは、相手に勝てる盤面のこと。
⑤ 強い盤面の定義は、その時の状況や引きによって左右される。
⑥ 強い盤面を具体化するには、対面の盤面と比較が必要。
次回は、以下についてまとめます。
・「強い盤面の具体化」に向けて実施すべきこと(=情報収集や隙間時間の使い方)
※予定は未定、今回が好評だったら頑張ります。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた。