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【SUJIN JOURNAL 2023- 準備室日記】学長室壁画引越しプロジェクトに担ぎ手として参加してきました!

このnoteでは毎回異なる書き手が、京都市立芸術大学 祟仁キャンパスとその周辺で行われる、様々な表現や出来事の現場を記録・発信しています。

訪問日:2023年9月25日 
この記事を書いた人:美術学部 構想設計専攻 2回生 枩倉伶
(SUJIN JOURNALスタッフ)

 さて新キャンパスオープンがいよいよ目前に迫り、ようやく暑さも落ち着いてきた9月25日、爽やかな秋晴れの中、今回は学長室壁画引越しプロジェクトに有志の担ぎ手として参加してきました!

・ 学長室壁画引越しプロジェクトって?

 学長室壁画引越しプロジェクトとは、京都市立芸術大学が所有するギャラリー「@KCUA」(以下、@KCUA)によるプロジェクト。
2015年度に当時の京芸関係者の協力のもと、美術家 川田知志氏によって制作された沓掛キャンパス学長室のフレスコ壁画を引き剥がし、@KCUAの(移転前・堀川御池ギャラリー内)にて解体・再構築の後、新キャンパスへの引越し・移設を目指すというもの。

 今回はそのプロジェクトの中でもクライマックスとも言える、ギャラリー@KCUAから新キャンパスへの人力による壁画運搬をお手伝いさせて頂きました。


・ ギャラリー@KCUAに集合

当日は@KCUA(堀川御池ギャラリー内)現地に朝9:45に集合。
まずは赤松玉女学長、そして@KCUAのチーフキュレーター藤田瑞穂さんからご挨拶があり、関係者にオリジナルの特製サコッシュが支給された後いざ出発準備へ。

担ぐ部分の高さを調整している様子。担ぎ手のメンバーは身長が近い人同士でペアを組みローテーション用の班を作る。
お試し担ぎ、良い感じ。
準備完了、いよいよ外へ!

・ いざ出発!

ギャラリー@KCUAを出た後はまずひたすら堀川通りを南へ。
気温は最高でも29度とそれほど暑くなく、秋風が心地良く感じました。

最初の信号待ち、とても目立つ。
赤松学長、藤田さんを先頭にお神輿が続く。

・ 実際に担いでみる

出発から30分ほど、そうこうしている内にいよいよ自分の担ぐ番が回ってきました。
持ち手にタオルを巻き、しっかりと肩に担いでペアの人とせーので持ち上げるとズッシリとした重みが伝わってきます。なかなかの重さでしたが、皆とペースを合わせながら一歩一歩確実に歩を進めます。

お神輿を担ぐ筆者(手前)、重さは体感20kgほど。
歩道が狭い場所では車道を歩くことも。通行の邪魔にならないよう皆で声を掛け合いながら進む。

・ ついに見えた京都タワー

途中何度か休憩を挟みつつ交代を繰り返しながら進むこと約1時間、ついに京都タワーが見え始めます。見慣れたシルエットに安心感を覚えつつ、東本願寺の前を通り過ぎます。

ついに見えた、京都タワー!
東本願寺の前を通過。観光客が多いこともあり外国人の方から「何をしてるの?」と聞かれることも。

・ 高倉通りから新キャンパスへ

あと少し、交代の頻度を上げつつもう一踏ん張り。
新キャンパスは目の前!

・ 到着 !

紆余曲折を経てようやく到着した新キャンパス。長いようで短かった2時間が終わりを迎え、確かな達成感がじわじわと湧いてきました。残すところは搬入のみ、今一度気合を入れて臨みます。

搬入の瞬間。


搬入完了!

・ お披露目

搬入が終わるといよいよお披露目の時間です。何人かでお神輿を覆っていたシートを外し、ついに壁画が露わになります。

壁画を傷付けないよう、慎重に外します。
壁画のお披露目に集まる人々。一足先に新キャンパスへ戻りお出迎えをして下さった赤松学長の姿も。
最後は全員で記念撮影、お疲れさまでした!

・ まとめ

連綿と続く京芸の長い歴史の中でとても象徴的な一幕に当事者として立ち合わせて頂いたことを嬉しく思います。10月からいよいよ始まる新キャンパスでの生活に思いを馳せながら歩く秋晴れの京都はとても気持ちが良く、また清々しいものでした。
更に、移動後の10月3日からはプロジェクト第二期として、再構築し展示可能な状態にした壁画ならびにプロジェクトの記録映像の展示が行われます。まだまだ現在進行形で発展していく壁画プロジェクト、今後も目が離せませんね。
最後になりましたが一緒に歩いて下さった関係者の皆様、撮影に応じて下さった皆様、本当にお疲れ様でした!


訪問日:2023年8月11日
この記事を書いた人:美術学部 構想設計専攻 2回生 枩倉伶
(SUJIN JOURNALスタッフ)

本noteについては以下のnote記事をご覧ください。また記事についてお問い合わせ等ございましたら、sujin_journal@kcua.ac.jp までご連絡ください。


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