山名祭里

東京都生まれ。2021年から台北へ移住。現在は北芸大の大学院に通ってます。Noteでは現代アートやパフォーミング・アーツなど、台湾カルチャーを紹介します。

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アートレビュー | 忘れられた炭鉱夫たちの記憶 | リバーベッド・シアター(河床劇團)《忘れられたもの(被遺忘的)》

リバーベッド・シアター(河床劇團)は台湾で1984年に発生した炭鉱災害をテーマに、社会的批判を織り交ぜた、現実と幻想が交錯するパフォーマンス《忘れられたもの(被遺忘的)》を公演した。この作品は2021年に台北国家劇場で初演され、2023年12月2日と3日に台中国家歌劇院で再演。本作の制作は2013年に始まり、劇団はアーティスト高俊宏(ガオ・ジュンホン)の招待で、廃墟となった海山炭鉱跡地を訪れ、当時の鉱夫たちの生活の痕跡を目の当たりにした。長期間のリサーチとインタビューを経て制

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      「悲しい時は走れ、エネルギーを使い切ればもう寂しくない。」※1 失恋を想起させるようなタイトル《在消逝之前,能不能喜歡我?(消える前に好きになってくれる?)》は参加型のパフォーマンスである。芸能世代(Artenergy Generation)の盧子涵 (ルウ・ツーハン)がアートディレクションを務めたこの作品は、台中国家歌劇院の春のプログラム『NTT Arts NOVA』の新進気鋭のアーティスト枠で、2023年5月に7回公演された。このプログラムは、以前は『NTT -TIFA

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