検索AIエンジン Perplexity Proを使ってみた
こんにちは!今回は生成AIの話題です。
最近、Perplexity Proを導入して1ヶ月が経ち、Webでの検索体験が劇的に変わったので、その感動を共有したいと思います。
情報収集の方法が根本から変わる可能性を秘めたこのツール、ぜひあなたも試してみませんか?
従来の検索との決定的な違い
これまでGoogle検索を使って情報を探す時、キーワードを入力し、表示された複数のウェブページを一つずつ開いて、必要な情報を探し出す必要がありました。正直、時間がかかりますよね…。
Perplexity Proは、この面倒な作業を一気に解決してくれます!
質問を自然な文章で入力するだけで、AIが関連する情報を収集・整理し、要約して提示してくれます。まるで、優秀な秘書が瞬時に調べ物をしてくれるような感覚です。
出典(ソース)明記の重要性
そんなことChatGPTやClaudeでできるじゃん、と思われる方もいるでしょうが、情報の出典となったサイトのURLも返してくれるのが、Perplexityの大きな強みです。
私は文章を生成する能力よりも検索能力を生成系AIのサービスには求めているので、出典を明記してくれるPerplexityは自分の目的に適っていました。
情報の信頼性を確認できることは、とても重要です。私の職業はエンジニアですが、技術的な情報や最新のトレンドを調べる際、その情報源が信頼できるものかどうかを確認することは不可欠だからです。
エンジニアの仕事にも活用できる
Perplexity Proは、エンジニアとしての仕事にも大いに活用できます。技術的問題やトレンドなど、幅広い情報を素早く収集できます。
例えば、ソフトウェアの新しい機能について調べる際、従来の方法では複数の記事や公式ドキュメントを読み込む必要がありましたが、Perplexity Proを使えば、主要な特徴や使用例を簡潔にまとめた回答を得られます。これにより、技術の選定や学習の初期段階が大幅に効率化されます。
IT業界は他の業界よりドキュメントがWeb上に整理されていることが多いので、あくまでWeb上の情報のみを検索するPerplexityのような検索AIサービスとは特に相性がいいのでしょう。
通常版とProの違い
ここまで説明なくPerplexity Proの話をしてきましたが、Proがついていない無料版もあります。無料版とPro版には、いくつかの違いがあります。
無料版の機能:
基本的な質問応答
関連質問の提案
ソースの表示
PDFや画像のアップロード(回数制限あり)
パーソナライズされた回答
詳細な回答を返してくれるPro検索が24時間で5回まで
Pro版の追加機能(上記に加えて):
AIモデルの切り替えが可能(GPT-4、Claude 3.5 Sonnetなど)
より詳細にパーソナライズされた回答
無制限のデータアップロード
動画検索、画像生成など
詳細な回答を返してくれるPro Searchが24時間で300回以上使える
特に、AIモデルの切替ができる点(私はClaude 3.5 Sonnetを愛用)、Pro Searchをほぼ回数無制限で使える点は大きいです。私は無料版でPro検索を試してみて、その精度に一目ぼれしてProに切り替えました。
ソフトバンクユーザーへのおすすめ
ソフトバンクユーザーの方はやたら流れてくる広告で目にした方もいるとは思いますが、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOの顧客を対象に、AI検索エンジン「Perplexity Pro」の1年間無料トライアルが2024年6月19日から提供されています。
Perplexity Pro | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク (softbank.jp)
このキャンペーンにより、通常は月額20ドル(約2,950円)または年額200ドル(約29,500円)のサービスを、1年間無料で利用できるのです!
いわゆる格安SIMのLINEMOも入っているのは嬉しい。実際、私もPerplexity Proを使いたいがためにLINEMOに乗り換えたクチです…。
孫社長のやり方は好き嫌い分かれるかと思いますが、今回のキャンペーンは検索AIのすばらしい体験を多くのユーザーに知ってもらうための英断だったと思います。
そういえば、日本で多くiPhoneが普及しているのも初期のiPhone 3GSの頃から、ソフトバンクが機種代無料キャンペーンに打って出ていたことと無関係ではないと思います。私も、便乗して周りがガラケーばかりの頃にiPhone手に入れてドヤっていたことを思い出しました…。
特にソフトバンクユーザーの方は、何も失いものはないので、この機会を逃さず、ぜひPerplexity Proを体験してみてください。
情報収集の効率が飛躍的に向上し、ビジネスパーソンとしての生産性も大きく高まるはずです。
さいごに
Perplexity Proの良さに浮かれていたのも束の間、GensparkやFelo Search(なんと国産!)など競合する優秀なサービスが次々に出現してきました…。
まさに群雄割拠、諸行無常。生成AI界隈は数カ月単位で地図が塗り替えられていきます。
それでも、それらの新興サービスと比較してもPerplexityの検索のスピードと安定性は十分アドバンテージになっていると思います。
AIモデルの追加などアップデートも順次進んでいますし、今後の展開に期待したいですね。