惑溺あとがき
はじめに
今回ひかげさんに機会をいただき、展示の際に使う文章を作成しました。その時に意識したことと、制作にあたって聴いた曲を書き留めておこうと思います。
導入
海に入っていた写真を見て思い浮かんだ言葉を並べていきました。
製作者の「ひかげ」も入れつつ、写真を「映し絵」と表現することで、より世界観に没入できるように意識しました。
語りの曲ではありますが、言葉の言い回し方など全体的に参考にしています。
学校
写真の中の人物が教室の中で居場所がなく、音楽だけが自分の救いであることを表現しました。
「1人【だけ】の世界」といったように孤独を強調させ、最後を喋り言葉にして印象に残るようにしました。
一番最後の歌詞が「また僕を笑ってよ」となっており、最後の「好きなことだけしていくの。」は特に影響を受けています。
広がった世界
自分の世界が学校の中だけではないことに気づき、視野が広くなったことを意識しました。
写真に踏切が写っていたので表現に組み込んでみました。
歌詞の最初が「旅は終わって」となっており、最初に物語の世界を置くことで受け手がより理解しやすくしました。
過去の自分
特に力を入れて書いた1文です。
2行目から4行目にかけて主語がみんな→私→みんな→私となっているように対比を作りました。
最初はネガティブなイメージで始まりますが、最後には少しプラスに傾いています。
本当は全てひらがなにするつもりでしたが、展示で使うため読みやすさ重視で漢字も使いました。「あなた」と「わたし」の違いをテーマにした楽曲で、「あなた」の世界を少し羨む「わたし」の話だと自分なりに解釈しています。
おわりに
今回はこのような機会頂き嬉しかったです。
今後はボーカロイドの曲作りも行っていく予定なのでそれにも活かしていきたいです。
リンク
ひかげさん