博多川の曲線美(福岡県博多区中州)
以前訪れたのはいつだろうか?おそらく最後に博多を訪問したのが、仕事だったと思う。スティーブジョブズが亡くなったときだったと記憶している。ホテルの朝食会場のテレビで亡くなったことを知ったことを今でも覚えている。調べてみると2011年10月。10年以上も経っている。
博多といえば、中州。歓楽街で有名だ。しかし、川マニアにとっては、中州といえば、フランスセーヌ川のシテ島、大阪の中之島、旧江戸川の妙見島、そして博多の中州。つまり川の中州にある都市を想起するのだ。
2024年3月に博多を訪れた。仕事ではあるが、この機会に博多の川も見ておきたい。
10年前訪れたときの川の印象は薄い。キャナルシティ、櫛田神社、住吉神社に至る川はなんとなく記憶の奥底に残っている。
そんな記憶を呼び起こす意味でも、仕事明けの翌朝の散歩を楽しんだ。
宿泊は、川が見えるホテル。今はgoogleマップが川の近くのホテルを探してくれる。今回は西鉄イン福岡に宿泊。ロビーからも部屋からも那珂川が一望できる。素晴らしい眺めだ。向こう側に見えるのがいわゆる中洲の歓楽街だろう。部屋の窓から川と夜景がここまでうまく見えるホテルはなかなかないのではないか。
そして、朝。ロビーの窓が大きくて最高なリバービューである。ここなら1か月くらい住んでもよさそうだ。
中洲の早朝かわ散歩。櫛田神社まで歩く。櫛田神社の山笠は以前来たときの記憶が鮮明だ。
たぶん20ほど年前になるだろうか、この近くの小料理屋でランチを食べ、美味すぎて大将にそれを伝えたところ、ものすごく喜んでくれ、キッチンにまで入らせてくれた。その小料理屋はもうわからなかった。大将が山笠の自慢をされていたのを記憶しているので、このあたりであるのは間違いない。
川に出ると。ゆるやかに川がカーブしており店舗裏の街並みと調和していてすごくいい。まさに曲線美だ。この川は博多川というのですね。こちらはどうみても運河ぽい。自然河川ではないのだろうか。
朝だからだろうか自治体の職員のような方が、川の清掃をされていた。役所のこのような努力も美しい景観に貢献しているのですね。
ショートステイでしたが、博多の川と町割りがなんとなく頭にインプットできました。鉄道や自動車が発達する以前は、やはり中州や博多川周辺が商業の街だったのでしょうね。次に来るときは、もうちょい歴史をたどりつつ味わいたい。
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