水運ネットウォーク

川をこよなく愛する。大河、運河、水路に堀まで。行徳(千葉県市川市)在住。特に、船から見る生活臭溢れた流域景観にそそられる。2022年は行徳を起点とした水運研究を進めてます。江戸川・利根川の流域各地域と行徳のつながりを発掘します。情報お待ちしております。

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川をこよなく愛する。大河、運河、水路に堀まで。行徳(千葉県市川市)在住。特に、船から見る生活臭溢れた流域景観にそそられる。2022年は行徳を起点とした水運研究を進めてます。江戸川・利根川の流域各地域と行徳のつながりを発掘します。情報お待ちしております。

最近の記事

信濃川を愛でるツアー

信濃川、日本最長の川。信濃川を愛でるツアーというのを地元の友人が企画してくれた。地元の友人とは、市川のまちづくりを担うリーダー養成講座「いちかわTMO講座」の同期仲間である。 受講したのは2017年。いまだに親交が続いており、仲間の趣味や活動にかこつけてイベントや飲み会などをやっておっさん同士が語り合うのである。川マニアである私が企画したのではなく、競馬好きの仲間の2人が新潟に競馬にいった折に信濃川の雄大さに感化され、また新潟に競馬旅行するために、「信濃川を愛でる」という目

    • 行徳なぞときあるき① ~新井〜

      市川市新井。市川市の外れにあって、浦安市と接する場所である。 私が新井の町が気になったのは、「浦安・行徳三十三カ所観音霊場巡り」で、2度目か3度目か歩いた後のことであった。市川市の外れにはあるものの、なぜかいにしえの匂いのする町。当時、行徳の歴史にも詳しくなかったが、何か感じるものがあった。 中でも、最も歴史と風光明媚さを感じる場所が、行徳街道から新井寺に入る路地である。思い起こすと、新井に想いを寄せたきっかけはこの路地かもしれない。このお寺、「あらいでら」ではなく「しん

      • 100年前の乃木坂(六本木)を妄想する

        旧ジャニーズ事務所と乃木坂「乃木坂」というとアイドルグループの名称になっていて、実際の六本木にある「乃木坂」のことを調べようとググってもアイドルの情報ばかりが出てくる。 それほどまでに有名なアイドルの名称も、オーディション会場となったのが「乃木坂」に面した建物であったことから名付けられたとのことである。 この「乃木坂」は、六本木にある「ミッドタウン東京」から北上し青山の方向へ歩いたところにあり、そこから分岐し右へ下る坂道の名称である。ジャニーズ事務所(現スマイルアップ)が

        • 行徳郷土文化懇話会のこと

          行徳郷土文化懇話会。略して「行文懇」。私がいつから会員になったのかはっきりしていないが、おそらく2016年頃からかかわりがあったものと思われる。 今年になって、市川よみうりや毎日新聞地方版にも行文懇の活動が掲載された。メディア(地方紙)にも取り上げていただくことも多くなり大変喜ばしいことである。 私のコラムでも行文懇が登場することもあり、行文懇と自分のかかわりについて紹介がてらちょっとだけ書いてみようと思う。 行文懇の歴史行徳郷土文化懇話会は、「行徳の歴史と文化の継承」を

          「青べか物語」から読む明治の浦安・行徳

          浦安郷土博物館に行くと、「べか船」が展示してあり、この「青べか物語」や山本周五郎についても展示や説明がある。 「青べか物語」は、山本周五郎が若いときに一時的に暮らした浦安での生活での実話をもとに小説化したものである。地域の人との会話、やりとり、噂話、などを通じて、当時の土地の暮らしなどが垣間見れる内容である。 浦安は行徳からすると隣町、行徳の歴史や文化を語る上では、浦安のことも抑えておかねばならない。そんなことで、この青べか物語の本の紹介を少しだけしようと思う。 ちなみ

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          千葉で味わえる異国ウォーターフロント(東京ディズニーシー)

          千葉で異国情緒ただよう運河めぐりが楽しめる。そこは間違いなく東京ディズニーシー。 家族サービスでディズニーシーについていくお父さん、彼女が行きたがるので仕方なくついていくお兄さん、折角の機会、是非この運河めぐりを楽しんでほしい。 ディズニーシーの目玉である水上を船に乗って移動できるトランジットスチーマーライン。スチーマと呼ぶだけにモデルは蒸気船だ。 大型船コロンビア号やタワーオブテラーがある場所から橋を渡ったたもとにあるケープコッドという乗場から出発する便が好きである。そこからはディズニーシーの運河を一周できるのだ。 中世の水上市場を思わせるような異国情緒ただようエリアを抜け、火山の下の薄暗い渓谷エリア(ミステリアスアイランド)を抜けると、美しい地中海のウォーターフロント都市(メディテレーニアンハーバー)が眼前に拡がる。

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          川の流れの今むかしと町の構造(神崎)

          「発酵の里」で知られる神崎(こうざき)に初めて行ってきた。神崎は利根川舟運で発展した街なのだが、行徳などとはまたちょっと違ったタイプの町割りになっていて川と町割りの関係を考えるきっかけになったので記録がてら書き残しておこうと思う。 (1)神崎について神崎は千葉県香取郡神崎町にあり、行徳からは車で約1時間。まあドライブがてら気軽に行けるところである。 神崎あたりの一帯は、肥沃な土地だそうで穀倉地帯だったようだ。利根川沿いの神崎は水運の中継地でもあり、お酒や醤油の醸造業が盛ん

          川の流れの今むかしと町の構造(神崎)

          博多川の曲線美(福岡県博多区中州)

          以前訪れたのはいつだろうか?おそらく最後に博多を訪問したのが、仕事だったと思う。スティーブジョブズが亡くなったときだったと記憶している。ホテルの朝食会場のテレビで亡くなったことを知ったことを今でも覚えている。調べてみると2011年10月。10年以上も経っている。 博多といえば、中州。歓楽街で有名だ。しかし、川マニアにとっては、中州といえば、フランスセーヌ川のシテ島、大阪の中之島、旧江戸川の妙見島、そして博多の中州。つまり川の中州にある都市を想起するのだ。 2024年3月に

          博多川の曲線美(福岡県博多区中州)

          四ツ谷、赤坂迎賓館〜下町と壮大な西洋建築〜

          東京の下町が面白いのは川だけではない。川がなくても高低差を楽しむのも大きな楽しみだ。今はマンションが立ち並び、高低差を歩いても見晴らしを楽しんだり谷を感じたりすることはない。だけどマンションがなかった時代、家がなかった時代を想像すると魅力的な散歩になる。 四谷はこれまで幾度となく歩いた。歩いたと言っても新宿通り沿いに歩き、ひたすら新宿へ抜けるのみ。 新宿通りを歩く途中、左右へ入る道が気になる。なぜなら坂になって下っているから。下っていくと何があるのか?見晴らしが楽しめるのか

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          都市に残る渡し(大阪市の渡船場)

          渡し船といえば今となっては大昔の話。今でも昔を懐かしむという目的でほそぼそと運営する渡し船もある。葛飾柴又と千葉県松戸市を結ぶ「矢切の渡し」は、有名だ。エンジン音のない手漕ぎ船に乗ってのどかな江戸川を対岸へ渡る。 大陸へ行くと、広い台地に対岸が見えないほどに大きな川が流れている。田舎へ行くと大きな橋など架けられないから、船が重要な渡河手段である場所もたくさんある。 そんな生活に密着した渡河方法として、日本の中にも渡し船が現存するなんて最近になるまで全く知らなかった。ところ

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          東京ゲートブリッジをゆく大型船

          日本では、大河を大型船が通行する姿はなかなか見られませんが、ゲートブリッジなら大河を船がゆくような雄姿がみられます。 (埋立地の間を通行するだけなのですが。) 若洲海浜公園(東京都江東区)にて。

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          行徳と木下街道でつながる布佐・木下(きおろし)

          ひさしぶりに利根川に再会するために木下(きおろし)、布佐(ふさ)に行ってきた。木下は千葉県印西市、布佐は千葉県我孫子市にあり、行徳から電車で約1時間強なのでふらっと行ける距離にある。 私の住む市川では、木下街道(きおろしかいどう)という街道がよく話題に登場する。狭く渋滞でひどいことで有名だ。今は起点が市川市の鬼越あたりだが、昔は行徳まで伸びていたらしい。 江戸時代には、銚子で取れた魚介類を木下まで利根川伝いに舟で運び、そして木下で荷馬に乗せ換え、木下街道で行徳まで運び、そ

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          通学路~母校の風景

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          すみだリバーウォークからの隅田川の眺め

          こうやって橋の上から、川や橋や船が眺められる場所ってそうそうないのかもしれません。渡河のための橋でなく、川を眺めるための橋。隅田川だからこそ、船の行き交いも頻繁なのかも。

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          大手町 早朝 お濠歩き

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          横浜みなとみらいの運河を空撮

          YOKOHAMA AIR CABINで横浜のみなとみらい、汽車道、運河を空撮しました。運河のまちにゴンドラを走らせるなんてよく思い付いたものだ。

          横浜みなとみらいの運河を空撮

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