溶ける
私は世界に一人しかいないとか思うから自分に愛着が湧いて時には自ら自分を殺したくなるのかな、と最近思う。
ところで、「この世界に生まれなければよかった」という言葉が私にとって本当に理解し難い。無理に理解しようとしていないが。理解できない言葉から、自分の隠れた思考に気づくことができた。
今現在の自分になるなんて、どんな人生であれ、生まれた時は想像もしていなかっただろう。
それとも、私は生まれた時から意志を持っていたのだろうか。そんなわけはない。
だから、生まれてよかったとか生まれなければよかったとか、全くよくわからない。
私は流れるように生きたい。
世界と一体化して生きたい。風や花を感じて生きたい。綺麗事じゃない。世界に溶けるんだ。
倒れるまで動きたい。ずっと汗をかいて生きたい。
暴力並みの誰にも止められない速さで何かしたい。
先月あたり、私は自分のことをこれ以上ないクソだと思った。それを認めるのに抵抗はなかった。
何も失うものがなくなった。
たった一日で世界は180度変わるとわかった。いや、正確には30度くらいしか変わってない。自分の気持ち・意志的な変化はそれくらいだけど、状況自体は180度の変化。
気持ちと状況、どっちが大事?
私は死にたくなくて気持ちを選んだ。
この状況は幻想で、私という魂だけが存在している。
みんな夢を見ている。だから、その中で何をやっても本来構わないんだ、と考えた。
現実逃避かな。でもこの思想は考えてみれば昔からあった。
振り出しに戻った。3度目。
同じことを繰り返しているんだ。もうここで終わりにする。
何かを捨てて何かを得る、当たり前のこと。
今度こそ最後までやり抜きたい。
でも決意は嫌い。今の状況も、今後の状況も、全てそうあるべくしてなったもの、なるものだと思っているから。柔軟さをなくしてチャンスを逃したり神の道筋に背いたりしたくない。
まあ今回は、よっぽどのことがない限り、やり抜く。
楽しみだ。