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リーダーシップ往復書簡 048

本連載をしていると、嬉しいことに、読者の方から、ちょくちょく私のところにご連絡をいただきます。

毎日、新しいWEBページやブログが膨大に作成されるわけですが、その一つである本稿が、誰かに影響を与えているかと思うと背筋が伸びる思いです。

リーダーシップを語るときに考えなければならないことは、小さな話であっても、主体性を持って行動をしていれば、少なからず誰かに影響を及ぼしているということです。

多くの人は、トップ・リーダーを見て、自分と比較して、リーダーは自分と違って凄い人、時代に愛された人のように考えてしまいます。

しかし、実際は、同じ人間が行うことですから、そこまで大きな違いはないのです。

今では大臣になった方も、ビールケースをお立ち台にして、毎朝、通勤するサラリーマンに向かって演説をしていたわけですし、今では有名な東証一部の経営者の方も、創業間もない時は、細々と、相互リンクのお願いをメールしていたわけです。

まずは小さなところからリーダーシップを発揮して、始めてみることが大事です。

皆さんが自分とは違うと考えているトップ・リーダーも、最初の一歩は小さいものであったに違いありません。

そして、その小さな一歩・小さな勇気を誰かが見ていて、大きなうねりとなっていくのだと思います。

リーダーシップについて疑問がある、質問をしたいという方がいらっしゃいましたら、コメントや個別にメッセンジャーでご連絡ください。

また、コメントも大歓迎です。もし興味ある人がいれば、これを酒の肴に一杯やりましょう!

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【Q.48】
いかにして自らの内に、正しさや倫理観を育成すればいいですか?


<コメント>

日常に忙しくしていると、なかなか正しさや倫理観の研ぎ澄まし方は考えられないかもしれません。

正しさや倫理観は、まずは自分で日ごろから意識して追求する必要があると思います。

より正しいあり方は何なのか、より正しく行動できないか、より周囲の人々に優しくできないかなどは、自分を律していなければ、そう考えられることではありません。

何ごとも、小さなことから手掛けることが大事です。落ちているゴミを拾う、困っている人がいたら助けてあげるなど、人として当たり前のことを行うと気持ちが良いものです。

歴史上の偉人・聖人の話を読むのも役立つと思いますし、誰かの成功譚などに触れると、正しく・倫理的でなければならないと思わされます。

正しくない行動が、フォロワーや周囲の人々に対して、恥ずかしいと思えるかどうかも大事なポイントだと思います。

私が上場会社の代表取締役社長をしていたときは、常に自分の行動・会社の意思決定が、フォロワーであるスタッフたちのご家族やお子さんたちに対しても、誇れることかどうかを意識していました。

最後に、良い仲間・良い友人を持つことも大事なことだと思います。彼らはあなたが道を誤ることがあれば、しっかりと指摘し、あなたを元の正しい道に戻してくれるのではないかと思います。

私は、正しさや倫理観は、ほんの少しだけ頑張って、意識さえすれば、誰しもが獲得できるものだと信じています。



※この記事は、2020年9月5日付Facebook投稿を転載したものです。

株式会社スーツ 代表取締役 小松 裕介
 2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、JASDAQ上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。

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