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叶えていきたいこと

ノートを再始動するにあたって、何を叶えたいのかを旗印のように決めておこうかと思いたち、考えたことを何度か書き出してみた。
でもなんだか、どの原稿も尻すぼみで完成しない。
耳ざわりがいいばっかりで自分らしくない。

そんなことをしていたら3日がたった。

こんな最初のステップで何をしているんだか、と呆れてしまう気持ちと、なぜなんだろうという素朴な疑問。考えてはまた違うことをして、そうしているうちに思い当たった。

「叶えたい、とは違うのかもしれない。」と。

言葉が好きだ。まだまだ発展途上だけれど、文章を書いたり、自分で物語を生みだすことが好きだ。
誰かに読んでもらえることも嬉しいし、また読みたいと言ってもらえることも、とても嬉しい。
それを「叶えたい」と呼ぶのなら既に叶っていて、はかり知れないほどの喜びと、たどりついた幸運を受けとっている。

だから新たに叶えたい夢を設定し直す。

自分がどんなことを考えて、どんな物語を生みだすのかを知りたい。
星々をつなげて夜空に星座を描くように。

今までよりも、もっと多くの人に読んでもらえるようになりたい。多くの人に届くような作品を作りたい。
毎日を頑張っている人が、幾度も押し寄せる荒波に足をすくわれないように。
足をすくわれても、命まで奪われないように。

大げさだと思われるかもしれない。
大げさだと思う人には私の言葉は届かないかもしれない。
でもそれでいいと思うんだよ。
全ての人に届かないからこそ、私が紡ぐことに意味が生まれる。

実際的な言葉を紡ぐのは向いていないかもしれない、私の物語を読んでみても、本の厚み分の視座の高まりを感じるどころか、わずかな澱すら積もらないかもしれない、それでも何かを”受けとった”のだと、そう感じさせる物語。

そんな物語を届けたい。

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水筒鯨
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