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【日常】願ったものの、目が明いた。


自分の言葉を見つけた、そのことに、どれだけ感謝をしていいのか分からない。今まで紡いできた文章は何だったのか。

ぎこちなさは感じていた。

今となっては、心と体を通さず、頭だけを通過した言葉たちだったことが分かる。そこにはリズムがない。話し手がいない。舌でぶつぶつと嚙み切れてしまう、うどんのような不自然さがあった。

心が喋るということは、これほどまでに落ち着き払っているものなのか。
その世界の住人は、ほとんど何も迷ったりしない。

ただ道を進む。道を選ぶ。それだけで、ほとんどすべてが叶ってしまう。

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水筒鯨
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