「無人観戦」は敵チームへの応援に?

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3か月遅れで開幕したプロ野球は、コロナ禍の影響で移動の少ないマッチングとなって、カープはようやく5カード目でズムスタで地元開幕戦を迎えることができた。

対戦相手は阪神。ここまで好調とはお世辞にもいえなかったチームだが、カープは先発の大瀬良が打たれ、逆に阪神の岩貞に手を焼いて、3-9で苦もなく捻られてしまった。

これまでの戦いぶりからすれば、岩貞投手が序盤で自滅してカープ優位に戦える、そんなイメージもあったが、どうしてどうして展開はそうはならなかった。
というより、打線も含めて阪神の選手たちが伸び伸びとプレイをしていた印象で、考えてみれば今日はズムスタ初の無観客試合だった。

それを意識してテレビ観戦しての結論は、今シーズンのカープは苦戦しそうだということだ。
すでに露呈してしまったブルペン陣の弱さもあるが、スタンドの有りようが戦いぶりに影響しそうなのだ。

広島にとって「真っ赤な応援の後押しがない」のはさほど問題はなさそうだが、「敵チームがプレッシャーなくできる」のが響くのではないだろうか。
今シーズンは当面、有人となってもスタンドが真っ赤に埋まることはない。カープファンによる強力な応援も散漫にならざるをえず、環境的に従来のシーズンのようには戦えそうにもないからだ。




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