マイルス・デイビス「jack johnson」
昨日に続いてマイルス。
黒人初の世界ヘビー級チャンピオンとなったジャック・ジョンソンの伝記映画のサウンドトラック。
針を落としてゴングが鳴ると同時にマイケル・ヘンダーソンとビリー・コブハムのリズムセクションが、巨体を揺すりながらリング中央に足を運ぶジャックのような重厚なリズムを刻み、ジョン・マクラフリンがギターリフで不意にジャブを繰り出す。
すぐに距離をつかむと、マイルスがいきなりエレクトリックトランペットでフックを見舞う…。
あとはもうハードパンチの連打だ。
この演奏はまさにヘビー級。
わがライブラリー最高最大のメガトン級音圧の一枚だ。
ネガティヴ払拭したいときに聴いた必殺KOパンチ。
半端で湿っぽい応援歌より、よほど効く。