無観客でプロ野球キャンプイン
プロ野球の各チームがキャンプインした。
今年はコロナの影響で何処も無観客で行われることになった。
選手たちはキャンプ中のひと月を寂しいグラウンドで練習することになった。
また、首脳陣にとっては、モチベーションを上げるために、指導にひと工夫を求められることになった。
キャンプの成果がモロにシーズン成績につながることを考えれば、今年は無観客対応の工夫の有無と巧拙がペナントの鍵を握るという見方もできるかもしれない。
そのあたりを現地で確認できれば、と興味は尽きないが、無観客となっているから出かけて行くこともできない。
毎年、キャンプインの2月1日が近づくと、そわそわして落ち着かなくなる。
日南に行こうか、それとも足を伸ばして沖縄まで飛んでみようか。
いやいや、そんな余裕がどこにあるんだと、スケジュールと懐具合を勘案して、行く行かないの間で心は揺れ動くのだ。
スケジュールでいえば、幸か不幸か懸案になったことはほとんどない。懐具合がいつも問題となる。
初めて沖縄にカープのキャンプを見学に行った時は、朝日新聞広島支局に頼んで原稿を書かせてもらうということで経費を捻出した。
それでもやはり足は出てしまったし、移動と何日かの宿泊を考えればキャンプ見学は一大イベントにはちがいない。
ところが、その大変さがまたキャンプ地巡りの面白さとくるから始末に負えない。
経費がかかるなら、それをどれだけ節約して実行できるか工夫してみようではないか、という意欲をかき立てられるのだ。
この私のnoteの読者にはお察しのことと思う。
そう、移動を車にして下道を走る。そしてその車で車中泊すれば、移動・宿泊は節約できるではないか。
「万札が2、3枚あればなんとかなるだろう」
こんな甘い誘惑にいつもかられるのだ。
実際、日南のカープキャンプは、最初の見学だけは知人のツアーに同行したが、あとは全て車中泊でのものだ。
それで4、。5回はしているだろうか。
土地勘がなかった初回は、天福球場近くの漁港のパーキングに寝ぐらを確保したが、車が普通車だったこともあり、寒風に晒されっぱなしの車中での宿泊は楽ではなかった。
それ以後は車中泊仕様に改造した車だったから、ずいぶん楽になった。というより愉しくなった。
車中泊の場所は、近くに求めてウロウロするよりも、少し遠くても快適に過ごせる道の駅などに決めた方が楽であることを知った経験は大きかった。
今年は、その車中泊キャンプ地めぐりが早々にダメになってしまったので、久しぶりに地方の球場巡礼にでも行ってみようかと思っている。