されど抽選券
五輪チケット販売の抽選申し込み受け付けが締め切られた。
その報道記事を読んで、あらためてカープ球団のチケット販売の杜撰さと対応のまずさを思った。
五輪では申し込みに必要なID登録者は約750万件あったという。
つまり抽選にはこれだけの多人数がエントリーできたわけだ。
当初は28日昼前が締め切りだったが、アクセス集中の混乱回避のため12時間延長し、その時点でも30万人近くが待機状態だったために、さらに受け付け時間を延長して全員が手続きを終えたという。
今月9日にはじまって、この日までの20日間で、希望者はほぼエントリーだけはできたということだろう。
いっぽうのカープはといえば…
「平日の月曜日の午前11時までにズムスタに来いや。そしたら2100人だけ当たる抽選券を渡してやるけぇの」的な配布方法をファンに強要しながら、5万人の来場にてんてこ舞い。
あげく「混乱したけぇ打ち切るで」と一方的に来場者を足切りしてフォローもなし。
社会的な公共財でもあるプロ野球の興行主として果たしてどうなのか。その資質を疑わざるをえない。