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1月29日(土)

7時過ぎに起きて、NHK-FM「ウィークエンドサンシャイン」聴きながらハードディスクのデータ整理。パソコンのピクチャのデータを空にして、そこに写真データを落とし直して整理するようにした。「2009写真」フォルダのつづきをしていたら工事中のズムスタの写真が出てきた。もちろん正面玄関にネーミングライツでお売りになった〝ズムスタ〟の名前は掲示されてはいない。まだ正式には決まる前だったと思うが、このときすでにインナーのパースではそうなっていたのではないかと疑った。形式的にコンペはしたが、不透明なプロセスで応募他者は排除されているのだから。
そんな経緯を踏まえて当時の写真を眺めてみると、感慨深いものがあった。

09ズムスタ建設中

一昨日は「アフター・ライフ」という映画を観た。イギリスのブラックコメディ。妻を亡くしてひとりブーたれて自殺願望に苛まれている独身男が、まわりの人々と、亡き妻が動画に残したメッセージで立ち直っていく。スリルもサスペンスも、お色気もなく、刺激的な要素は皆無にひとしかったが、手練れのコントでも見るような感覚で楽しめた。

きのうは、その監督であり主役だったリッキー・ジャーヴェイスが出演している「現地(にいない)特派員」を観た。
ラジオ局の記者と音声担当(ジャーヴェイス)の二人の男が戦地からレポートすることになる。ところが思わぬアクシデントで出国できず、本社前のビルの一室に潜んで偽レポートを送ることを思いつく。戦地の効果音を背景にしたデッチ上げの現地情報を視聴者は聞かされることになるのだが、そのうちハタと気づかされる。普段、マスメディアが報じているニュースも、この二人の男が送っていた情報と本質的には変わらないのではないかと。真実を知り得ず、スポンサーに忖度し、なにより局の編集方針で、発信される情報のほとんどにはバイアスがかかり嘘が潜んでいる。その事実をコミカルに訴えている。
亭主がゲリラの人質になると、テレビの取材を利用してスターダムにのし上がっていく妻の姿も、ある種の人間のパロディとして面白おかしく描かれていた。
この映画もNetflixの製作。いま話題の「新聞記者」もそうだが、映画とメディアとのはざまで未開だった分野で、Netflixはつぎつぎに話題作、問題作を提供してくれる。


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