「?」と「!」と。
昨日、新刊の「ズムスタ、本日も満員御礼!」のゲラ校正を版元にもどした。
これで難所の峠は越えた。
あとは最終校正と表紙のデザイン確認とかが残るのみで、ぼくの手は離れた作業ばかり。
下山しながら荒くなった息を整えていく感じだ。
こんどの新刊は、「衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか?」、「マツダ商店(広島東洋カープ)はなぜ赤字にならないのか?」に、つづく“カープへの提言本”シリーズの第3弾に当たる。
前2作は「カープがいつまでも優勝できないのは、球団フロントに問題があるのではないか?」というのがテーマだった。
それで両書のタイトルには必然的に「?」を添えられることになった。
これらを出版した直後にカープは25年ぶりに優勝。
それで、今回の新刊に「なぜ?」の疑問符はついてはいない。
それに代わって、びっくりマークの「!」がついた。
カープというチームがこれほど魅力的で強いチームに成長したことへの驚きと、チケット販売に見られる不手際のように、いまだ旧弊な発想から脱皮できないような球団フロントのお粗末さにたいする驚き。
その思いを「!」にこめた。
そして読者の方が読後に「!」と感嘆することを願って…。