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3月28日(月)
雨戸を揺らす不穏な風の音で夜中に目覚める。
穏やかだった日々が風によって乱されるようになったのは、たしか世紀の変わり目前後だったろう。風の強い日がなくなって、いつも強い風が吹くようになった。
まわりに障害物が何もないグラウンド、ドリームフイールドで毎日のように作業をしていたから、その変化は歴然とわかった。
内外野の芝生を刈り、外周の雑草を除いたのを都合のいいときに焼却していたのが、そのころから朝夕決まって強い風が吹くようになって、凪ぎを待たなければならなくなった。日によっては牙を呑んだような烈風が終日おさまらないときもあった。
そんな日は、そのころよく聴いていたクリス・レアの「ウィンディタウン」という曲が脳内をこだまして、荒れすさんだ原野での孤独を思ったものだった。
地球が温暖化しているのか、それがプロパガンダなのかは知らない。しかしまちがいなく気候は変動してしまった。穏やかな日々は失われ、自然の怒りはおさまることがない。
7時過ぎにデスクについてスピリチャル万葉集のアップ準備する。
花粉症か風邪か、ここ数日体調悪し。体温は平熱なれば花粉症のせいか。
無理を押して昼前に古い女の人を診療所に送るが、日にちをまちがえていたとかで直帰。こんな日に限って、こうなるのだよな。
昼にニンニクを効かせたカレーうどん食べてから床に入る。
このところ床入りの時間が長いのだが、だれかいっしょに入ってくれる女人はおらんものか。
椎根和著「平凡パンチの三島由紀夫」入荷す。
三島のどのようなエピソードが語られているのか、活字を追うのが楽しみだ。
夜、高校時代の担任の奥様から連絡入る。ようやくご焼香に伺えることになった。