裸眼で日食を
今日は夏至という節目にあらわれた部分日食を裸眼で堪能。
左下隅から欠けはじめた太陽の右横腹を月が掠めながら昇っていった数時間。シロと散歩しながら、野良作業の支度をしながら、遮光フィルターを使うことなく、気ままに天体ショーを楽しんだ。
いつものお約束といおうか、定番の反応といいましょうか、「そんなことしたら網膜がダメになる」とか「目が潰れちゃうよ」とか、誰かれなく脅されましたが、なんのなんの、こちとら何十年も毎朝の日の出を拝んできているのですよ。
もし誰かれの説が真実なら、とっくに盲いていたはず。
とはいえ、不肖私もかつては眩しくて裸眼で太陽を見ることができなかった。それが、ある人物に出会って見ることができるようになった。そして、その前後から不思議な体験をいくつかすることになった。
その経緯と顛末は、いずれ機会があれば詳しく書くことになるだろう。
太陽を裸眼で見る。
そのことには意味があるようで、たぶんそれを説いている人もいられるのだろうし、体系的に記した書物もあるのだろう。
個人的な経験からすれば、それで具体的に何がどうなったかという確かな実感はない。
ただ「天を寿ぐ」とでもいうような、なんとはない至福を覚えるのだ。
それが毎日の積み重ねとなって、少しずつ真っ当な人間になりつつあるのかもしれない。