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雑誌relaxと僕のサブカルチャー

前にも2回くらい記事にしたことがあるけれど、定期的にサブカルについて考えてる。

いや、少し違うな。。。考えてるのは多分「サブカルについて」じゃなくて「自分が好きなフィーリングを人に正しく伝えるにはどんな表現が適切か」ってことだ。

音楽にしろライフスタイルにしろ、僕が好きなものって一定の明確な方向性がある。傍からみたらそうは趣味が取っ散らかってるように見えるかもしれないけれど、実は自分なりにはちゃんと一貫性があるんだよね。

ただ、その方向性ってのをうまく表現する言葉ってのがイマイチ思い浮かばない。方向性の片鱗そのものについては、このnoteでもたくさんでてるはずなんだけどさ。

relaxの思い出

で、思春期の頃に自己表現しようといろいろと自分なりに考えてみた結果、自分の趣味嗜好にいちばん近い言葉が「サブカル」だった。

まぁ一口にサブカルっていっても色々あるけど、僕の場合は雑誌relaxなんかで紹介されてたものと自分の好きで、

ちなみに当時は00年代初頭でrelaxの全盛期。適度にストリートかつ適度にサブカルかつ適度にマニアック、それでいて誌名どおりリラックス感と程よいおしゃれ感も持ち合わせていたものが良くピックアップされてた気がする。なんというか、中高生の頃にboomやblastあたりを読んでた僕みたいな大学生が、少し大人になって読むのにちょうどいい感じだったんだよね。

結局、僕がいまでも好きな雰囲気や価値観にいちばん近いのは、あのころのあの感覚なんだと思う。当然20年も経ってるから追いかけるものも変わったり増えていったりしてるけど、根っこの部分の価値観は変わらない。

ただ、いきなりrelaxの話、それもふわっとした感覚の話なんかをしても一部の限られた人にしか伝わらないから、とりあえず人に話すときは「サブカルなものがわりと好き」って言ってる。でも人によってサブカルって言葉の捉え方って違うからズレるんだよな。。。

おまけに「サブカル好きな自分」が好きなタイプの人なんかが妙にこだわりが強かったりするし。。。

ストリート感覚とマニアックさ、リラックス感とおしゃれさのバランスが(自分にとっては)重要

とりあえずザクっとまとめると、僕が好きなフィーリングってのは基本的に上のタイトルに書いたようなことなんだと思う。まさに当時のrelaxの感覚なんだけど、このバランスが自分にとってちょうど良い感じに取れてるものが好きで、どこかが欠けたり歪だったりすると自分のフィルターからこぼれていく。

特に初めに書いたストリート感は自分にとってかなり重要で、これはやっぱり僕自身が90年代の東京育ちなんだからだと思う。

昔のSFアニメは好きなのに最近のアニメにはイマイチ乗れなかったり、電子音楽が好きでもゲーム音楽やボカロ文化にいまいち溶け込めなかったりするのも、端的に言うとこのあたりのバランスが自分にとってちょうど良いものじゃないから。まぁ少なくともストリート感はあきらかにないしね。

ちなみに最近はお笑い芸人のカミナリがわりとストリート感があって好き。もともと日本語ラップ好きなこともあって、タクミくんはYoutubeでもMPC叩いたりしてるし(笑)お笑い系だと他には、かまいたち同世代もなんとなくストリート感とリラックスした雰囲気を感じるかな。特に天竺鼠の川原とか。この大阪同期たちはいまrelaxがあったらオフショットとか込みで特集されてそう。

それから最近の僕がハマってるガジェットシンセとかも、なんとなく特集組まれそうな気がする。90~00年代と比べてDJがもう尖ったものじゃなくなってきたから、今クラブミュージック関連で特集組むならこっちでしょう。

あとはここ数年で一気に盛り上がってきたサウスロンドンの音楽シーン特集とかね。これもストリート感とマニアックさとおしゃれさが良いバランス。

なんだかただ自分が最近好きなものを挙げているだけのような気もするけれど、どれも今あの雑誌の体裁で取り上げるものとしてはわりといい線いってるんじゃないかな。少なくとも僕が好きな雰囲気みたいなのはなんとなく分かってもらえるかと思う。


そんなわけで今日はなんとなく僕が好きなフィーリングみたいなことについて書いてみた。ちなみに最近2回くらい復刊されたrelaxは立ち読みしたけど自分的には少し違ったかな。

今の人たちにも受け入れられるようにしてるからかもしれないけど、「おお、これは買わなくちゃ!」とはならなかった。まぁこういうとき、どこまで古参ファンにに寄り添うかってバランスもなかなか難しいから仕方ないけどね。

そんなわけで今後も今日書いたような感覚で自分の好きなものや行った体験について書いていこうと思うから、興味があれば今後ともよろしくお願いします。

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