雲の中にある「HOTEL KUMOI」 現在進行形のリニューアル備忘録
みなさん、こんにちは。今日は昨夜のnoteでも共有しました「HOTEL KUMOI」のリニューアルについて、お話をしたいと思います。このプロジェクトはまさに現在進行形のものとなりますので、まだ内容が綺麗にまとまっているわけではありません。今考えていること、話していることを率直にまとめる記事になりますので、体系化されていない部分も多々あることだけご了承いただけると幸いです。
「HOTEL KUMOI」についてのご紹介
最初に、少しだけ「HOTEL KUMOI」についてご紹介させてください。「HOTEL KUMOI」は北海道の層雲峡という温泉街にあるホテルです。旭川空港から車で1時間半。大雪山国立公園という日本最大の国立公園の麓にある温泉旅館で、まわりには大自然しかないという最高の立地にあります。「雲井」という名前の通り、あたり一帯が雲海に包まれていることでも有名で、周辺観光の方や登山のために泊まってくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。ホームページを見ていただけると雰囲気がわかるかなと思います。
「HOTEL KUMOI」は、古くからこの地に続く廃温泉旅館を受け継ぎ、リノベーションして生まれました。もともとは私が富良野に住んでいたころ、北海道の知人に紹介していただいた80歳のおばあさんが一人で切り盛りしている旅館でした。近隣施設からの買収話が何度もあったそうですが、旦那さんと作り上げてきたこの温泉旅館を守ってきたのですが、2016年に私が京都で「HOTEL SHE, KYOTO」を運営している時、おばあさんが温泉旅館をたたむという話を聞きました。
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