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「若者の街」――と呼ばれるエリアが、東京にはありました。 20世紀の幕開けには浅草、続いて銀座。 1960年代に新宿、70年代に原宿と渋谷。中央線沿線に吉祥寺とその周辺。 世紀末から2000年代初頭に秋葉原が突如台頭し、そして―― そして、今日、「若者の街」はどこなのか。 若者がいない繁華街はありません。 これらの街が経済機能を後退させるのはまだまだ先のことでしょう。 下北沢だって、清澄だって、新大久保だって、若者がいます。 しかし、では、今、渋谷が「若者