モンテッソーリ国際アシスタント養成ディプロマコース
皆様おはようございます、日台ハーフのすーたまです。
実はすーたま、この夏休みにモンテッソーリ6-12歳のアシスタント養成ディプロマコースを受講しています。
授業時間は7/3-8/1の土日10:30-16:30で、全ての課題を終え、コースを修了することができた学生はAMI(Association Montessori International)本部のオランダからディプロマを授与されます。学費は台湾元で3万元。
さて、モンテッソーリ教育法とは何か、皆様ご存知でしょうか?
簡単に説明すると、教育家兼医者のマリア・モンテッソーリ博士が、心理学、生理学や教育学に基づいて提唱した教育法です。
モンテッソーリ博士は、子供は「自己教育力」が備わっていると考え、大人は子供の安全を確保した範囲内で子供を見守ってあげれば、子供は自ら様々なことを学習していくと主張しています。
大人は子供が過ちを犯しそうになると、勢い先回りして「危ないからやめときなさい」、「それだと上手くいかないよ」などと、声をかけてしまいがちです。
しかし、モンテッソーリ博士は、これが子供の成長を阻む元凶だと言います。子供に失敗させときゃいいんです。子供には過ちから学び、自身を矯正し、正しく成長していく力が備わっているのですから。
そして彼女は、学校教育の画一的なカリキュラムと、教師が一方的に知識を教え込む教育方針を強く批判しています。具体的にうと、授業中は着席し、私語を慎むべきと言うルールは子供たち同士の交流機会を奪うことになる、教わる内容を国、英、数など科目ごとに分断してしまうと、異なる領域の知識を相互に関連づける能力が身につかなくなる、チャイムで学ぶ時間と休む時間を区切ってしまうと、返って子供たちが学びに没頭する機会を奪ってしまう、などの批判をしています。
なので、モンテッソーリ教育法を実施している学校では、生徒は授業時間でも自由に教室内を移動でき、教室内にはモンテッソーリ博士が設計した専用の教具が用意されています。なお、この教具はモンテッソーリ教育を行う上で必要不可欠の役目を果たすのですが、説明すると話が長くなってしまうので、次の機会に譲ります。
教具はこんな感じ。
難しい数学の公式を学ぶことができる教具もあります。
言いそびれたのですが、モンテッソーリ教育法は、人間の「発達段階」に従って、その段階ごとに異なる課題とそれに合った環境を用意しています。
発達段階は0-6歳,6-12歳,12-18歳,18-24歳の四段階に分けることができます。そしてモンテッソーリ教育では0-6歳を、0-3歳の前期と3-6歳の後期に分けています。
そして教師養成ディプロマコースと、アシスタント養成ディプロマコースの2種類のコースがあり、今年は運よく台湾で第一回の教師養成ディプロマコースが催されました。運よくと言うのは、このコースを開くためには台湾人向けに授業をしてくれる教師養成トレーナーが3人必要で、通常は集まるのが困難だからです。すーたまは当初こちらの方に参加したかったのですが、大学の授業時間と被ってしまうし、学費が高すぎたのでまずはアシスタントコースでお試ししようかなと。
因みにモンテッソーリは、大学の「教育原理」という授業で知りました。それから興味を持ち始めて、色々調査してます。
トレーニングコースを終えたら、また皆様に感想をお伝えしますね。
ではまたー。
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