|astrology|かに座のおはなし
火地風水、めぐる、めぐり。
風が立つのは、雨の合図。
夕立の前、強い風が吹き渡るように。風たちが分けた後、やってくる水は、ふたたび「くっつけよう」「ひとつに戻そう」とするのです。
かに座は、水の領域のはじめ。うお座の世界の、あの「ひとつ」は、ここではまだ予感でしかないのかもしれません。
分たれてしまったものが、ひとつであったことを思い出そうとする、その予感。そのはじまり。
「くっつけよう」とする最初の働きは、ちいさくあたたかな輪に注がれる愛情として、姿をあらわすよう