椎名林檎に救われてる
椎名林檎のニューアルバム、「放生会」。
発売が発表された当日には購入したものの、仕事が忙しくてなかなか受け取れず、やっと今日手元に届いた。
ふだん、「林檎ちゃん」と呼んでいるのでここでもそのように表記していこうと思う。
曲名の文字数、歌詞の配列までも美しい。
音楽は配信サービスで聴けるから、CDを買わなくとも音楽は聴けるのだけど、細部までこだわってつくられたものを耳だけじゃなくて目でも味わえるのはCDを買う醍醐味だと思う。
林檎ちゃんの紡ぐ言葉は、私には高尚すぎてすべてを理解することはできない。
歳を重ねて色んな経験をしたら分かるようになるのかな。なりたいな。
でも、林檎ちゃんが色んなこと、たとえば世の中の空気感だったり、日々の暮らしだったりを過ごして、見て、きっと色々思ったり、考えたり、傷ついたり喜んだりしているんだろうなというのは感じる。
それらを昇華して創作物を丁寧に一生懸命つくっているのを感じる。
それに対して涙が出そうになる。
林檎ちゃんも一人の人間で、同じ時代を生きている。
「800歳の妖怪」なんかじゃなくて、一人の人間として生きて、色んなことを感じながら日々を過ごしているんだなと思う。
それにすごく、勝手ながら救われてる。
遠いけど近い存在。
でも確かにいつまでも変わらずに綺麗で可愛いところは
「800歳の妖怪」なんじゃないかと思う…。
昨日たまたま24歳のころの映像を観たけど、今も全然変わんないもん…。
いつまでもずっと遠くから眺めていたい。
林檎ちゃんのつくりあげる世界観をただ傍観者として堪能していたい。それだけでもう満足。
このアルバムと、10月から始まるツアーのおかげで頑張って生きられそう。
まだツアーの受付すら始まってないのだけど。
はあ、楽しみ。
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