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【石読み日記】 まだ存在しないローズクォーツ

これは先日見た夢の備忘録。
この夢の意味が解るのはいつだろう?
かなり先になりそうな気がする…

 ◇

夢の始まり。
私は見知らぬ石屋の店内いた。
白を基調とした明るい雰囲気の石屋さん。ゆったりした広さの割に、置いてある石は少ない。
何かが”普通じゃない“とすぐに察した。

私は石を探していた。そして、目的の石がこのお店に有ると知っていた。

白いテーブルの上に様々な石が置いてある。もちろん全て商品なのだが、石の名前も値段も何一つ書かれていない。本当にただ、石が並んでいるだけだ。

(  ̄- ̄)あ、このローズクォーツかも

高さが15~20cm位のローズクォーツのクラスターに目を付けた。

(と書いただけでは、スルーされそうなので説明します。ローズクォーツは水晶の仲間で、含まれる微量成分の影響でピンクに発色しています。アメジストも水晶の仲間で、水晶と同じくクラスターになりますが、ローズクォーツがクラスターになることは、ほぼありません。なので、ローズクォーツのクラスターというだけで、かなり普通じゃない)


( ´∀`)「すいませーん」

商品棚の向こう、店員さんらしき人の気配を感じて声をかけた。
60代位の女性が現れた。

(  ̄- ̄)女性店主かな?

( ・ω・)「蛍光ローズクォーツを探しているんですけど、このローズクォーツは蛍光ですか?」

石には蛍光性を持つものがある。ブラックライトを当てると違う色で発色する性質で、普通、ローズクォーツにはシャトヤンシーはあっても蛍光性は無い。

女性店主らしき人は、私が指差したローズクォーツクラスターにライトを当ててくれた。

( ゚∀゚)「うわっ!すごい!」

そのローズクォーツは青く光った。まるでブルーアンバーのようだ。

「すごいでしょう?」
そう言いながら、女性店主は怪訝な顔をして私を見ている。

こんな人間が、本当にこの石を探しているの?

その疑問、私も自分に問いかけている。私が欲しくて探してるんじゃない、お客様に頼まれたんだけど…

(^o^;)「お客様に頼まれたんです。欲しいから探してくれって」

「どんなお客様?」

( ´-ω-)「直接会ったことはないお客様なんですけど、このローズクォーツの持ち主です」

私は背負っていたリュックを下ろす。リュックの中には、そのお客様から預かった瓶がある。瓶の中は水で満たされ、丸いローズクォーツが何個か入っている。

水中のローズクォーツは『生きている』

液体にはローズクォーツが生きるために必要なものが含まれていて、簡単に瓶の蓋が開かないように特別な枠が付いている。少なくとも、私には開けられない仕組みだ。

それを女性店主に見せた。

( ・д・)あれ?ローズクォーツの様子がおかしい…

生きているローズクォーツはマリモのようにまん丸で、水中をコロコロ転がっていた。しかし、女性店主に手渡そうと取り出した時には、その丸の一部に穴が開いて、唐突に“口”が出来ていた。

( ゚∀゚)口があるんかーい?!

驚いたが、声には出さなかった。女性店主がジーッとローズクォーツを見ている。黙って横で傍観していた。

(  ̄- ̄)あ、しゃべってるんだ、この二人

女性店主と、口が出来たばかりのマリモ風ローズクォーツは会話をしていた。私には何も聞き取れなかったけれど、マリモ風ローズクォーツの口と女性店主の口が交互に動いているので、会話が成り立っているんだな、と思った。

すると、店の奥から別の女性が出てきた。こちらも年齢的には60代位。

( ・д・)あれ?また店主だ

なぜか、私にはこの女性二人がどちらも店主に思えた。
マリモ風ローズクォーツとの話が終わった女性店主は

「こっちへいらっしゃい」

と店の奥へ通してくれた。白い大きなテーブルと椅子が何脚が置いてある。私が椅子に座ると、店のさらに奥、ふわりと空間が開けた。

(  ̄- ̄)後から出てきた女性店主はこっちから来たのか…

(ーー;)これって次元が違うって意味じゃない?

夢の中ならではの暗喩的表現なのかも…

女性店主二人はしゃべり出した

「できるだけ在庫は持ちたくないのよね」
「うまい商売のためにね」

(^o^;)「はい」
お見通しだな、と思った。

「▽◆△&>~▽■」
「%&◆=▽▶*:→◌」

(^_^;)うわ~、何言ってるのか解らない~!
なのに、時々

「○○○はいらないんでしょ」
「△△よね」

と一応確認してくる。私は最初の「はい」以外、何も言っていないのに。
完全に私の思考を読んで、店主二人で話を進めている。特に後から出てきた女性店主の読む力が凄い。
何も言わなくても目の前にいるだけで、私が何を考えているのか、些細なところまで読みとっている。

( ´゚д゚)すげー!
人間の時にこのレベルで思考読まれたこと無いなぁ…ここまで読まれるとちょっと怖いなぁ…
(^_^;)開き直った人間やってて良かった

これもすかさず読まれているな、と自覚した。

女性店主がニヤリと笑った。

 ◇

そこで目が覚めてしまった。
起き上がって、最初に思ったことが自分でも意外だった。

(  ̄- ̄)現実の私より若かったな…
魂があの女性店主達より若いってことなのかな?
(´д`|||)え?そんなにまだまだなの?私?

自分が若いことにガッカリするなんてねぇ〜、さすが私…


そして、その激レアなローズクォーツは果たして仕入れられたのだろうか?
しっかり欲も目覚めた後は、そっちが気になった…
やっぱり人間だねぇ。

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