由梨未樹(ゆなしみき)

元役者、役者の妻、二児の母。 今のところ、肩書き無し! これから何になろうか、お楽しみ…

由梨未樹(ゆなしみき)

元役者、役者の妻、二児の母。 今のところ、肩書き無し! これから何になろうか、お楽しみです。

最近の記事

【転職日記・1話】初出勤だわ、涙が出ちゃう。

授賞式の興奮も冷めやらぬまま、その数日後、初めての職場で初出勤。 何を隠そう、私は先週まで失業者だったのだ。 「物書きになる!」と大口叩いたものの、やはり先立つものは金。生活費を稼ぐため、今月から派遣で働くのです。 全く畑違いの職場での、経理事務。 経理そのものは劇団でもやっていたから、たぶん業界は違えどやることは同じ。きっと何とかなる! ただ、電話応対がネックだった…! いままで劇団勤めだったので、取引先はホール関係やスタッフさんなどの業界関係者。それはそれで気を遣う

    • noteのお作法

      noteを始めたはいいものの、イマイチ使い方が分かっていない。 どうやら「お作法」があるようだ。 ざっと見た印象だけど、noteはしっかり長文で、自分の意見を理路整然とまとめるのがマナーっぽい。見出しをつけて、目次をつけて、大切な箇所を協調して。タイトルも、一目で内容が分かるように工夫せねばならないらしい。 イメージ画像があったほうが良いとのことで、過去の自作イラストを載せてみる(本文と関係なし)。 うーん、、ちょっと面倒くさいので、私は短文だけでいいや。 ※余談ですが

      • 再びの自己紹介。私、「物書き」になります!

        先日、とある文芸賞の短編部門に応募したところ、なんとびっくり、入選してしまいました。 2000通近い応募があった中で、入選は30名ほどだそうです。短編とはいえ、小説を書いたのは初めてだったので、思いがけないプレゼントを頂いたみたいです。 ここで改めて自己紹介したら、noteを読んでくれる人が増えるかなーという浅ましい考えのもと、ペンネームにて改めて投稿いたしました。 私はこの春まで某劇団に所属し、役者として活動するかたわら、事務所で経理も担当していました。 子どもはふたり

        • 「天然ボケ」と呼ばれる人々の心の、無限の宇宙について

          私はスピーディーなトークが苦手だ。 たわいもない雑談でも、相手の言葉を瞬時にキャッチして投げ返すことが出来ない。 生来の舌ったらずの喋り方も災いして、頭の回転が早い人からは「天然」(つまり表現を変えると、「こいつはバカだ」)と蔑まれることが多い。 聞き間違いや聞き返しも多い。 つい同音異義語が頭に浮かんでしまうのだ。 周りの人達は、ある言葉を共通言語として瞬時に捉えるらしいが、私の頭にはいろんな言葉が浮かんでしまう。「漢字でどう書くのか」が分からないと、そのまま頭の中で別の

        【転職日記・1話】初出勤だわ、涙が出ちゃう。

          「虎に翼」が終わって、考えちゃうこと。

          「虎に翼」が終わっちゃって、いろいろ思うことがあるのですが、「自由と権利」について取り留めもなく考えてしまいます。 そんな中で思い出したのが、コロナ期の高校球児たち。 野球に限らず、あらゆる部活動が「密を避ける」という理由で中止になりました。 特に心が痛んだのが、「レギュラーだけ練習参加が認められて、補欠の子達は自宅待機」という事例。 ある線引きの中で、選に漏れたのは実力の無さだったかも知れない。強い者はより強く、弱い者は淘汰されていく。これが社会というもの。 でも、「こ

          「虎に翼」が終わって、考えちゃうこと。

          簿記と英語と韓国語を地味に勉強して思ったこと。

          Duolingoで毎日、英語と韓国語を1レッスンだけやるのが日課です。とにかく忘れない程度に、毎日ちょこっとだけ。 履歴書に「TOEIC・0点」と書くのはなかなか恥ずかしいので、そのうちガッツリ勉強しなきゃ、と思いつつ、今は簿記に全集中。 韓国語は、日本語によく似ている。 よく「日本語は世界に類を見ない、難しい言語だ」と言うけど、語順は韓国語と殆ど同じで、その点では必ずしも特殊だとは思えない。 独特の表現というのも各言語で色々あるだろうし。何と比較して、どう難しいのか、今の

          簿記と英語と韓国語を地味に勉強して思ったこと。

          人生は【RPG】

          私は子供の頃からゲームが大好きでした。 特にRPG。 攻略本を買って早解きするのは興味なく、とにかく自分の足で隈なく歩き回って、すべての宝箱、すべてのイベントを体験するのが好き。 コツコツ地味〜にレベルアップして、お金を貯め、最強の武器を取り揃えることを楽しみしていました。成長することに快感を覚える。 思えば、自分は元々そういう気質だったのかも知れない。 大人になってあまりゲームはやらなくなりました。ある時、気づいたんだと思います。 「現実世界は、ゲームより遥かにエキサイ

          人間の土地

          雨上がりの朝は、お庭の草むしり。 ここ数週間の雨と暖かさで、あっという間にジャングルになりました。 カラスノエンドウってやつは、広範囲にフワフワと伸びているけど、実は根っこはひとつ。 その根を探し出して引き抜くと、一気に片付きます。 物事の根本を探して突き止めるって大事。 草取りタイムで、色んなことを考えます。 「農夫だけが、地球の秘密を知っている」とサン=テグジュペリが書いていましたが、本当にそうだな、と思います。 土の中には、いろんな秘密が隠されているように感じます。

          猫の日

          三連休、イェイ! せっかくなので、普段やらないことをやろう。 何やろうかな…と、思いついた。 「今日は、非効率に過ごそう!」 ものを取りに、何度も2階に上がるよ。 忘れて、また取りに上がるよ。 なんか楽しい。 猫って、ひとつやるとひとつ忘れるんだって。 そうか。この過ごし方を、 【猫の日】と名付けよう。 (一日遅かったけど。)

          天気の変化に気づく

          今日は台風みたいな風が吹いてますね。 気圧の変化に弱い娘は、頭痛薬を飲んで寝ています。 私も、出産してから、割と気圧の変化に影響されるようになりました。 また、1ヶ月の中での身体の変化とか、天気の移り変わりにも鋭くなりました。 「もうすぐ雨が降る」というのが、匂いでわかる。はっきり言って、スマホの雨雲レーダーよりずっと精度がいいと自負しています。笑 これって、出産によって体質が変わったのではないと思うのです。 多分、子育てのために、強制的に社会から切り離されたおかげで、「

          天気の変化に気づく

          好きなことに正直になる

          最近、FBやインスタで、好きなものは躊躇せずフォローすることにしました。(逆に、なんか違うなと思ったら外してみたり。) そしたら、自分がどんなものを好み、どんなことに興味があるのかが分かり始めました。 「いいね」をつけると、友達に「⚪︎⚪︎さんがこのページにフォローしました」とお知らせが行ってしまいます。 何となく恥ずかしいのと、興味のないものが他人のページに表示されて迷惑じゃないか、と気を遣ったりして、当たり障りのない有名人やブランドをフォローする程度でした。 一流アー

          好きなことに正直になる

          トイレの神様

          むかーし読んだ「夢をかなえる象」という本のミッションに「毎日トイレ掃除をする」というのがありました。 当時、ギリギリ20代だったかなぁ? 「トイレの神様」という歌も流行っていて、その頃からトイレ掃除をよくやるようになりました。 子どもが生まれてからは、習慣というよりは、やらざるを得ない毎日の家事に。 会社のトイレも含めると、1日3つの便器を磨くことも(笑) 面白いもんで、掃除をするときの心持ちは日々変わります。 「みんなに喜んでもらうためにキレイにしよう!」 と前向きな

          「得意、不得意」ではなく、「苦になるか、ならないか」でもなく。

          今の流行りでしょうか、 「不得意なことを努力して克服するより、得意を伸ばそう!」という考えが主流ですよね。 この考えと全く逆の生き方をしてしまった私は、この言葉を信じきれずにいます。 私は劇団員。 かつては毎日のように公演で全国行脚していましたが、出産を期に一時退職。 復帰後の今は、子どもがいるので、レギュラーではなく、夏休み冬休みなどに、ちょこっとだけ出演しています。 それ以外のシーズンは、経理事務。 役者と経理という、全く違う業務内容を掛け持ちしているので、時々「自分

          「得意、不得意」ではなく、「苦になるか、ならないか」でもなく。

          note始めました。

          正しくは、3年ほど前に登録していたようですが、何も書かないまま時は流れました。 日記は主にfacebookを利用していますが、知り合いには話すには恥ずかしい、ちょっとディープな話題も書きたくなって。 Twitter(改めてX)は、あまりにも辛辣言葉が飛び交いすぎて、精神的ダメージが大きいので辞めました。インスタは、趣味のお絵描き用。 最近始めたばかりのスレッズは、読書記録にしようと思いつつ、数日で放置しています(笑) 誰も知っている人のいないnoteで、私とは何者なのか

          「ありがとう」が言えないのには訳がある。

          私は、ありがとうが言えない子供でした。 決して感謝の気持ちが足りないのではなく、言うタイミングがつかめなかった。 父は、挨拶しない人でした。 「んー」「ああ」「おい」で会話を済ませる、大変無愛想な人でした。よくある昭和の親父。 一方母は、「ありがとさーん!」「サンキューベリマッチ!」といつもおどけた挨拶をする愉快な人。 そんなだったので、家の中で真面目に「ありがとう」と言う機会がありませんでした。 だから、ありがとうという言葉が大変気恥ずかしく、なかなか口をついて出て

          「ありがとう」が言えないのには訳がある。