スト5 ララ攻略 対空について
本稿ではララの対空について考察します。
スト5 ララ攻略 基本的な考え方にて、格闘ゲーム（SFV）の攻略においてゲーム中の行動の良し悪しをはかる際に、攻撃の視点と防御の視点、この2つの立ち位置から同時に評価することが大切だと述べました。
常に同時に考えるべき2つの視点
1. 相手の体力をなるべく多く減らすこと
2. 自分の体力をなるべく減らさないようにすること
またその中で相手の飛びを落とす対空の重要性も説きました。
おさらいになりますが、上記2つの視点で考えると対空とは大雑把に下記のための行動だと言うことができます。
1. 対空技によるダメージを得る
- 落とし方によってはさらに相手の着地をフレーム有利から攻めることができる
2. 飛びから始まる相手の強力な攻め手を阻止する
- J攻撃を食らうと大ダメージコンボをもらってしまう
- J攻撃をガードしても密着で大幅な不利フレーム状況に陥ってしまう
まず攻撃の視点でみてみます。すると対空技そのもののダメージはあまり大きくないものが多いこともあり、例えばJ弱攻撃のようにダメージも低くその後の状況も択をかけられるほど良くないような対空行動はリターンが小さいイマイチなムーブである、と思う人も結構いるかも知れません。
しかし2つ目の防御の視点を同時に考慮してみると、実は自分の体力を減らされるリスクを大幅に削減する行動でもあることに気が付きます。ただ落とす、それだけで十分意義のある行動だと言うことができるのです。
また、「空中にいる相手はガードをすることができない」ため，適切に対空技を出すことができれば必ずヒットさせることができるというのも重要なポイントです。コンボやセットプレイと違い毎度状況が異なるためいつも完璧に落とすというのは決してやさしいことではありませんが、
あらゆる場面で適切な対空処理ができる = ダメージをもらわない戦い方
であると言うことができるでしょう。対空能力を伸ばせば間違いなく勝率は向上し安定していきます。
地対空と空対空
ララの対空は地対空と空対空の2つに分類できます。実は両方とも使い、どちらも重要なのですが、地対空を基本に考えてみると整理しやすいと思います。全てを網羅しきれているとは言えませんが、まずは代表的な地対空を解説します。
地対空
強ボルトチャージ、立中P、立弱P の3つについて説明します。
強ボルトチャージ
波動コマンドが必要でさらに発生に7Fかかり、かつ空中相手の攻撃に対する無敵（いわゆる対空無敵）もありませんが、出てしまえば持続も長く攻撃範囲がとても広く判定も滅法強く、何よりダメージが高い技です（通常時150、VT1中180）。
またスト5 ララ攻略 狙うべきコンボについてで解説したように、落としたあとの状況も特に悪くないためできるだけこの技で落とせるように練習しましょう。
ダメージが高くその後の状況も悪くない、ララの基本対空技だと思ってください。これが出せることが戦い方全般の足腰の強さになります。これを当てることによるEXゲージ増加も見逃したくないポイントです。
たとえ反応が遅れて相手のJ攻撃と相打ちしてしまってもダウンも奪えるので臆せず相打ちOKの精神で出していきましょう。豪鬼の残空波動（ダメージ40）に対しても積極的に出して相打ち以上を狙いにいきたいです。
また空中で伸ばされたダルシムの足首にヒットさせて本体を掴むなど、判定の強さと範囲の強さを活かした使い方も頼りになります。はやめに波動コマンドだけ入力しておき飛び越されたあとに強Pを押すことでバーディーのめくりJ中Pなどを返す振り向き昇竜をすることもできます。
必殺技の優先順位が ボルトチャージ ＞ サンダークラップ に変更されたため、めくられてクラップが出てしまうことがなくなりました。例えばパワーゲイザーコマンドPをすると相手にめくられていようがいまいがいつも必ずボルトチャージが出ます。これはホンダのEX百貫をEXチャージで返すときなどにとても有効な入力方法になります。
立中P
発生6F、持続5F、ワンボタンで出る、とお手軽な対空です。早めに反応して持続部分をぶつけるように意識すると安定して落とせます。強チャージが間に合わないと思ったら中P押す感じです。
これで落としたあとは前歩きから打撃の持続重ねと投げの択をかけることができます。また相手との位置を入れ替えたいときは中Pにキャンセルアバンテをすると相手の裏に回ることができます。
技単体のダメージが60と少し低めなのと、めくり気味の攻撃に一方的に負けたり前方向へのリーチが短めだったりと気をつけないといけないことが多いので過信は禁物です。でも強チャージを出せずに相手のJ攻撃を食らったりガードしたりしてしまうくらいであるならば、「まずとにかく落とす」という点からも大抵の場合でこの技は良い選択肢になります。
立弱P
純粋な対空としてではありませんがよく使うので解説します。画像のように相手に飛び越えられてしまった場合や能動的にくぐった後にペチっとこれで落とすと着地攻めができます。これができると択をかける機会が増えるのでぜひ取り入れてみてください。
空対空（ジャンプ攻撃）
ララのジャンプ攻撃は弱中強×PKの合計6種類、実は全部使います。使ってないボタンがある！という方はぜひここを参考にいろいろお試しください。
J弱K
40ダメージと低いですが、発生が4Fと早く何よりも持続が10F！もあるので早めにボタンを押し攻撃判定を出し続けたまま相手に体当たりするイメージで使うと強いです。
対空用途ではない話になりますが、ララのJ攻撃の中では一番めくり性能が高い技でもあります。
早めに弱Kの持続をまとったまま相手にぶつかるイメージ
J中K
発生5F、持続7F、ダメージ60、めくり性能あり。ララのJ攻撃の中では一番前方向へのリーチもある優秀な技です。
下方向には判定が強くないので主に前方の相手を落とすように使います。発生も5と早いのでボタンさえ押すことができればかなり信頼できる空対空の一つです。
このあたりをぶつけるイメージで使うとまず負けません
J中P
なんと言っても発生4F、なのにダメージ60もある強い技。空中の相手を登り中Pで落とす使い方で大活躍します。
持続は3Fと短くリーチも短いですが、斜め上前方への判定が発生の早さと相まってベラボーに強いです。信頼してください。
下から突き上げるように登り中P
J弱P
驚異の発生3F！
J中Pに似た使い方になりますが、前飛び中Pが間に合わない高さのとっさのときに後ろジャンプと同時に撃ってしのぐことができます。
また相手の残り体力がミリのときのトドメとして登り前J中Pの代わりに出すと中Pよりもさらに安定してぺちっと落とすことができます。
ララ対空の最後の砦、後ろジャンプと同時に弱P！
J強P
あまり空対空での出番は少ないですが、バレバレの飛びをダメージ90で咎めたいときなどに使います。
ですがそれよりも、この技は下方向に対する強い判定を活かして相手の地対空を上から潰すことで真骨頂を発揮します。ガイルやベガの屈弱P対空を始めとした判定がそこまで強くない通常技対空に対して気持ち早めに出し、持続をぶつけるようにすることで潰すことができたりします。
ララに対して屈弱P対空してくるような甘い相手ならガンガンこれで飛び込んでわからせていきましょう。
判定の弱い通常技対空はこれで潰してコンボを叩き込もう！
J強K
空中でこの技を出すとジャンプの飛距離が伸びるのでジャンプ逃げ時に保険で出して安全性を高める使い方が有名です。
またこの技は斜め前下方向への攻撃判定にも優れるため、例えばザンギエフがトリガー1でぐるぐる回転しているその上から潰すような使い方でも活躍します。
真下よりも少し先、おしりの先くらいの攻撃判定が強い
対空まとめ
対空に使う代表的な技を解説しました。乱暴にひとことでまとめると下記になるかと。
どんな技を使ってでもとにかく相手の飛びを落とすことが重要
- そのために最適な技選択をしてとにかく落とす
- その技のダメージや落とした後の状況も鑑みて技選択をできればなお良い
対空はストリートファイター系ゲーム永遠の課題です。
対空がうまい人ほど強いと言っても過言ではないほど重要だと思っています。完璧にこなすのは難しいですが、意識としては常に完璧を目指していたいところです。
以上、ご意見やツッコミなどありましたらぜひTwitterまでお気軽にお願いします。
（2020/09/27）
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