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一回の雨で降る雨粒は何滴?
水切(すいぎり)です。
これを書いている2024/1/21 8:30現在、関東地方では雨が降っています。
場所によっては雪なようですが、自分のいる地域では雨です。
そこでふと気になりました。
「この雨でどれだけの雨粒が降ったんだろう?」と。
というわけで、調べてみることにしました。
(※この記事内では、円周率=3.14として扱っています。)
①降水量
テレビのニュースなどではよく「1時間に○mmの降水量」という表現をしますね。ではこの「1mm」が何mlかが分かればよさそうです。調べてみます。
出てきました。
降水量1mmの雨は、降った雨が地面から1mmの深さまでたまる事を表しています。
例えば、1m2の地面に降水量1mmの雨が1時間かけて降ったとします。その水の量を計算してみると1m×1m×1mm=100cm×100cm×0.1cm=1000cm3=1Lとなります。
つまり、半径10kmの範囲で1mm/hの雨が降った場合は、10000(m)×10000(m)×3.14×0.001(m)=314000(㎥)=314000000(L)となり、3億リットル以上の水が降ることになります。すごいですね。
②雨粒
では、雨粒自体は何mlなのでしょうか。これは調べればすぐ出てきますね。
出てきました。
常温常圧での水の1滴は何mLですか?教えてください。辞典などで調べても見つからなくて、困ってます。
こんばんは
0.04ml位です。
滴定時にビューレットから落ちる一滴の容量です。
0.04mlだそうです。
少し話が脱線するんですが、この質問に対する回答、遡っていくとこんなものがありました。
まず、http://www.google.com/
などの検索サイトで、一滴 mlで検索してみてください。
いろいろなホームページが見つかりますよ。
これに少し違和感を感じて、よくよく見てみると、この会話2002年のものなんですね。
話の内容的にこの当時大学生だったようなので、少なくとも2024年現在は40代であるということです。インターネットの時の流れを感じますね。
2002年当時に「質問をして10分以内に答えが帰ってくるサービス」があるとは知りませんでした。ちなみに、2002年のgoogleはこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1705795968224-EQ8F5HipT6.jpg?width=1200)
さて、話を戻すと、水滴1滴は0.04mlとのことです。立方メートルに直すと、0.00000004㎥ですね。0が多すぎてよくわかりません。
③計算
ここまで来れば、あとは計算するだけです。
「東京から半径50kmの範囲で、2mm/hの雨が1時間降った」とおいて計算してみます。
50000×50000×3.14×0.002×1÷0.00000004=392500000000000
・・・392兆5000億滴とのことです。
これで明日からテレビで「2mmの雨」と言われた時に「ああ、392兆5000億滴ね」と言えますね。
次回はおそらくまた来週となると思われます。それでは。