MTGアリーナ デジタル(アルケミー)限定メカニズムまとめ
アルケミー(ヒストリック)で登場する基本メカニズムについてのまとめです。
更新:2022/1/5
強度について加筆と表記を「強度」に修正
クリンナップステップのダメージ維持について追加
・創出
創出は、ゲーム外部かつサイドボードではないところから、新しくカードを生成し、そのカードをゲーム中に使用できる能力である。トークンではなくカードであるため、領域を移動しても消滅することはない。
能力によって手札やデッキ等創出する領域は異なる。
カードがデッキに創出される際、シャッフルの指示がない限りはシャッフルは行われない。
・複写の創出
複写の創出は、そのカードのコピーを新しく創り出すものである。複写は、仮に複写するカードが何らかのコピーになっていた場合「コピー前」を複写する。
戦場で鏡の間のミミックが産業のタイタンのコピーになっている時、それを複写し創出する場合は鏡の間のミミックが創出される。
(トークンや0マナ扱いのクリーチャーをクローン系でコピーした場合に0マナorトークンカードの複写を防ぐためにこのような処理になっていると考えられる)
《イリシッドの収穫者》等でクリーチャーが裏向きになっている場合、それはトークンではないが複写を創出しようとしても創出されない。(7/10時点)
相手がオーナーであるカードの複写を自分が創出した場合、創出されたカードのオーナーは創出能力を解決したプレイヤー側(自分)である。
・呪文書からドラフトする
カードごとに用意された呪文書と呼ばれるカード群から、無作為に選ばれた3枚のうち1枚を選び、それを手札等に加える(創出する)ものである。
公開領域に移動したり、公開する指示が無い限りは原則加えたカードは非公開情報である。
同じカードの能力で複数回ドラフトが行われた場合、能力の解決ごとに同じカードが無作為に選ばれる可能性がある。
(A,B,Cが選ばれた後Aを手札に加えたとしても、A,D,Eのように再びAが選ばれることはある。)
・抽出
条件に当てはまるカードを無作為にデッキから手札に加える。
抽出した後指示がある場合は手札からその領域に移動する。
抽出の処理はゲーム上で自動で行われるため、プレイヤーがデッキを見て探すことにはならない。
条件に当てはまるカードが無ければ手札等にカードが加わることはない。
抽出自体にはデッキのシャッフルを処理に含まないため、デッキトップが確定している時に抽出を行なっても、シャッフル指示がない限りデッキはシャッフルされないためデッキトップは変わらない。
デッキトップを確認できる常在型能力がある時、それを確認できる。(10/14検証済)
ただし条件を満たす場合デッキトップのカードが抽出される可能性は有り得る。
注意として、占術でデッキトップにカードを置いたあと抽出を行った場合、占術を行ったプレイヤーにもデッキトップのカードが非公開となる仕様がある。ただしシャッフルはされていない限りはドローすればそのカードが手札に加わるようである。
・無作為に選ぶ
無作為に選び、墓地に送る等の能力の場合、デジタル上の処理として行われるためシャッフルの指示が無ければ山札は抽出や創出同様に固定のままである。
・永久に
何らかの能力の付与もしくは喪失やP/Tの修整が領域を移動しても継続して行われ続ける処理である。これは継続的効果になる。
継続的効果が領域を移動しても有効であるということであり、リアニメイトやバウンスの際に注意が必要。
両面カードが永久に何らかの能力を付与される場合、それは別の面でも有効となる。
「永久に」何らかの処理がされているクリーチャーをコピーしてもそれは「永久に」の影響を受けていないコピーとなる。
逆の例として《鏡の間のミミック》が「永久に」+1/+1修整を受けているならコピーになってもそれは有効である。
「永久に」はコピー可能な値ではないということである。
《長所食い》のようなコピーではなく能力を参照する処理の場合、「永久」に常盤木能力を得ているならそれが参照されることはある。
なお、ブロール(アリーナにおける統率者戦)においては、「永久に」影響を受けている統率者が統率者領域に移動する際、そのパーマネントに付与されている「永久」の効果を全て外すか選択ができる。
これはタフネスの永久マイナス修整による統率者の実質的な無力化を阻止するための処理である。
(永久の処理を外す場合は、メリットデメリットに関わらず全て外さなければならない。一部を選んで残すことはできない)
・恩恵
紋章のような形で表示される遅延誘発型能力であり、基本的にはターンを跨いでも消えることのない遅延誘発型能力である。
一度解決されると恩恵は消滅する。
・強度
一部のカードは強度と呼ばれる数値を持つ。これらはカードごとに記されている初期強度を持つ。
(現状0~1の間)
強度を持つカードはその強度を参照する能力(強度の数値分のダメージ等)、強度を永久に増加させる能力を持つ。
強度の永久的な増加は継続的効果のため、コピーしたり複写を創出してもそのカードの強度は初期強度からとなる。
また、《精神連繋メカ》等で一時的に強度を持つクリーチャーのコピーになった際に、《精神連繋メカ》が強度を増加した場合コピー解除後に強度は表示されないが永久に強度は増加しており、再びコピーになればそれが確認できる。
リアニメイトやバウンスの際には永久に増加した初期強度に注意。
・クリンナップステップのダメージ維持
《ゼロ号患者》等のクリンナップステップにダメージが取り除かれない能力について。
《ゼロ号患者》がいる時に、
「ターン終了時まで破壊不能を得た」クリーチャーにタフネスに等しいダメージを与えた際に、
クリンナップステップで破壊不能が無くなるがダメージが残っており、クリンナップステップにはプレイヤーは優先権を持てないため破壊不能を付与することはできず破壊されることになる。
・デジタル限定カードにおける非公開領域を参照する能力の注意点
デジタル限定カード《街追いの鑑定人》の「相手は土地でない手札のマナ総量が一番大きいカードを捨てる(2022/10/14時点)」の処理は、デジタル上で判定され処理が行われ、手札を公開し証明をする指示がない。そのため《街追いの鑑定人》のプレイヤーは相手の他の手札を見ることはできない。
アルケミー神河の「手札に○○カードが存在しない時コストが2マナ軽くなる」のサイクルは、公開の指示が無いので該当のパーマネントが手札に無いことを相手に公開する必要はない。
このようにデジタル限定カードで非公開領域を参照するときデジタル判定で処理される場合、非公開領域の公開の指示がないカードが存在する。
ただし処理がデジタル上で正しく行われるため、それを判断材料にすることはできる。
(《街追いの鑑定人》によって相手が4マナのカードを捨てたなら、相手は両面カードがない限り5マナ以上のカードをその時点で手札に持たないということが分かる。)
他のカードの挙動については下記マガジンをご参照ください。
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