21/4/6 阿佐谷ヤング洋品店、略して『アサヤン2〜藝人春秋大読書会』を開催。
悪童日記 2021年4月6日(水曜日)
4時半起床。
起棒の国。
「起棒の国」という用語は、
園子温監督の「希望の国」の引用だが、
「起棒」=「朝立ち」を意味している。
以前は、上半身よりも前に下半身から起きるほど、
朝立ちが頻繁だったのだが
過齢と共になくなった。
ところが、毎日、散歩をするようになったのと、
腸活を徹底したところ快便を取り戻し、
「阿佐谷姉妹」ならぬ「阿佐勃姉妹」
を名乗るようになると、
言霊が肉体を引っ張り、
朝の目覚めは下半身先行となった。
今後は、わかりにくいなら、
「♪新しい朝が来た、
起棒の朝!」と呼ぼう。
で、今日は「起棒の朝で」あり
「アサヤン」のLIVE当日だ。
芸人にとってLIVEは生きていることの進行形。
LIFEとは通り過ぎた人生の足跡だ。
これを今日の名言にしよう。
昨日の日記を高速で書く。
タイトルは、
『面白い映画みたいに よい人生を』|
枡野浩一の詩を泰葉さんに捧げた。
7時。食卓へ。
ママの作ったお弁当
そして、ボクは腸活MIX。
パイプスルーを飲み干したような
大量の宿便が出て快便終了。
今日は、久々に散歩部に、
ウンコチンコのチンコこと現ヨシエさんこと、
モノマネ芸人のアニマル浜栗が参加できるとのこと。
ここ最近のチンコロスのため、
LIVE当日なのに呼びつける。
すぐに「9時間後の『アサヤン』まで待てない!」
と題してチンコ司会の番組を
Clubhouse に立ち上げる。
10時集合。
まずは近所の行きつけの美容院で眉毛染め。
ボクは眉毛にティッシュ。
浜栗はブッチャーの額にティッシュ。
何時も臨機応変にやってくれてありがたい。
新しくできた
汁なし担々麺屋、
四川麺LABO『GOKU』でテークアウト。
部屋で猪木テーブルにて
食べるが、これは癖になる味。
Clubhouse 、
プロレスモノマネを駆使する浜栗に対して、
前田日明モノマネの猛者がいて白熱。
アニマル浜栗を一旦、返して、
本日のLIVEの台本書き。
前回のLIVEがペーパーレスで、
ボクの脳内のみだったので細かく書いていく。
15時半、
事務所のかなり後輩、
ドルフィンとガラパゴスが迎えに来る。
荷造りをして、歩いて阿佐谷へ向かう。
彼らとは連日、youtubeで、
このLIVEを盛り上げてもらっているが、
まだまだヤングライオンだ。
阿佐谷ロフト入り。
関口さん、ジョニーは前乗りして、
技術スタッフと打ち合わせ。
まずは観覧者20人にお土産作り。
「小銭稼ぎコインケース」や
「町山智浩年表」
などかなり豪華なものに。
その後、芸人が入り、
一回のみのリハーサル。
(以降写真は「アサヤン」公式カメラマン
TOMOMI NAKAYAMA)
19時開演。
原田専門家作のOPビデオ。
曲目は、
ダースレイダー版の「キッズ・リターン」から
シド・ビシャス版「マイウェイ」に乗り換える。
その後、このシド・ビシャス版ボクが入場。
今回のLIVEの副題は心の中で「マイウェイ」だ。
「マイウェイ」は世界で最もカバー曲が
多い曲と言われている。
ボクは映画『グッドフェローズ』
のエンディングに流れる、
シド・ビシャス版の
「マイウェイ」が好きすぎて、
「何時か、LIVEで我が人生を振り返り、
この曲で花道を歩きながら入場したい」
と思っていたので今回、念願が叶った。
それも、今回、
泰葉さんのゲスト出演が決まり、
生歌で歌いたい候補の2曲が
「愛の讃歌」と「マイ・ウェイ」だったから。
この構成となった。
『藝人春秋2」『藝人春秋3」の解説をつとめた、
ダースレイダーさん、町山智浩さんの入場。
ダースさんが、iPadに町山さんの映像を
遺影のように持って入場のはずだったが、
どこかを触ってしまい狙い通りにならず。
ふたりの入場曲、
ニーナ・シモンの「マイウエイ」
にも意味はあったが……。
さらに、論客ゲスト。
マザー・テラサワさん、
キンタマ画伯のお二人。
勝新太郎の「マイウェイ」で入場。
お二人には、あまり話を振れず、
申し訳なかった。
もっとキンタマをイジりたかった。
ダースさんのビートたけしとの邂逅。
町山智浩さんのビートたけしとの邂逅
ふたつの話に盛り上がる。
ここで既に時間が押し押しに。
その後、読書会の趣旨に合う話にならず。
今回のシークレットゲストを
紹介。
三又又三が、
マッハスピード豪速球を引き連れ登場。
キンタマ・シルクドソレイユを披露。
これがバカウケに。
20:00に換気・CMタイム
1.酒チャンス
2.でんでん串
3.まら(どりーむかむずとぅるー)
4.焼き貝 あぶさん
5.鉄板焼き「ベゴハチ」
6.ハードコアチョコレート
7.JETLINK
20:10 第2部再開。
今日のゲスト、泰葉さんの登場。
今の若い人が知らない
泰葉の波乱万丈の歴史を遡る。
今の若い人が知らない話。
特に、たかじん話は貴重だったし、
のらりくらりと話をそらしながらも、
笑いを取っていくテクニックは、
ベテランレスラーんぼもの。
『藝人春秋』の文庫でも紹介した、
談志師匠との絡みで下げ。
此処で、ガラス音、入場曲と共に、
高須D&無法松が乱入してくる。
かつての「ミニスカポリス」
の演出、司会コンビ。
「次回はどうなっている?」
のフリで予告編。
次回予告「前田日明VSターザン山本」
キャプチュードの曲とともに。
VTRを降りて、
皆、興奮気味に語り、
入場曲の素晴らしさを口にする。
ジョニー小野
「ただ、ひとつだけ問題があります。
「youtubeでは入場曲がつかえません」
という流れから、
ウンコチンコのチンコこと、
アニマル浜栗紹介。
アカペラ入場曲の天才ぶりを披露。
高須
「でも、さっきのOPのマイウエイの映像、良かったよ。
でも、あれ、元の映像の監督は全部、オレのじゃないか!」
実際、オープニング映像は、高須さんの
「元気が出るテレビ」「アサヤン」
ディレクター時代の作品が使われている。
「俺、演出家的に言えば、
マイウエイはもっとゆっくりと、
歌い上げるやつで見たいんだよ!」
と主張する。
水道橋
「じゃあ、そういうのを歌ってやるよ。
泰葉さん、歌って下さい。生で。
どうですか、お客さん!」
万雷の拍手。
ジョニー
「でもカラオケがないですよ。
youtubeでも使えないので」
そこへ会場のスーッと義太夫が登場する。
「ギターだったら任せてくれ!」
一同、皆、
「えーー!!前回に続いてまた義太夫さんが……」
そして、泰葉と義太夫が壇上で抱擁。
(ふたりは本当に長い長い友達だ)
「ダメですよ、密ですよ密!!」
で、ふたり別れて、
義太夫さんの伴奏で、
泰葉が「マイウェイ」歌い上げる。
泰葉の人生の変遷映像をバックに。
そのまま終了。
余韻に浸ること無く、
客出し。21時厳守。
怒涛の2時間だが、
シナリオ段階から予想済みの多牌。
かなりのカットシーンを反省しながらも、
予定調和にいかないのがLIVEなのだ。
町山智浩さんの話をもっと聴きたかったし、
若手に出演シーンを作ってやれないのも後悔。
本日「アサヤン」デビューした、
アニマル浜栗と2ショット記念写真。
もともと「アサヤン」は、
ウンコチンコのチンコこと、
彼の単独LIVEとして企画されていたのだから、
感慨深い。
終了後、しばらく各人が交流。
帰途、「お腹へったーっ」て言葉から、
ガラパゴスの「かいま」のシェアハウスに。
ジョニー小野とドルフィン・三木が
お料理・パスタ対決するとのこと。
ジョニー小野が、手際よく作った、
イタリアンサラダから美味い。
ドルフィン三木の
「ぺぺタマ」(ペペロンチーノに半熟卵かけ)
ジョニー小野のカルボナーラ。
若い連中は、皆、大喜び。
そして、皆でしゃべり場的展開。
ボクを見送るのに、
三木がカイマをおんぶしていたのも、
まるで夏休みのような光景だった。
1時頃、LIVE後の本日のLIFEが終了。
一日一生。失神就寝。
▼Vol.2は、4月20日までアーカイブ配信してます