【はかせ日記】21/9/25 東池袋にエレキコミックの単独LIVEをひとりで見に行き爆笑。大いに感心。原カントくんと大久保までふたり散歩。ツイキャスに夢中。
博士の悪童日記 2021年9月25日(土曜日)
6時起床。
昨日の日記を書く。
全集中して、
『藝人春秋Diary』
の主題部分を書き足す。
そろそろ脱稿できるかも。
モーニング。
久々に向田邦子レシピの
ワカメ炒めを作る。
ごま油を熱し、
わかめをじゃっと入れ(油が飛びはねるので鍋蓋を盾にする)、
かつお節を一握り振り入れ、
鍋肌に醤油をジュワっと回しいれる。
至ってシンプル。
今日は、海苔と卵を加えた。
昨日のツイキャスの映像を見ると、
ボクがいろんなものを食べたり、
何度も寝落ちしているのでビックリ。
ある意味、見たことがない映像で、
チャットが大喜利状態。
しかし、覚えていないものだな。
どおりで太るはずだ。
酒乱の人は、
酔っている状態を
全く覚えていないから、
基本、無反省なのだ。
だからこそ迷惑行為を
何度も繰り返すのだが、
酒を飲んでいる間のビデオを見せると、
最も効果があると言われるけど、
首肯できる。
ボクの場合、声を荒げて、絡む、
酒乱ではないのだけれども……。
徳光和夫さんの『デカ盛りサタデー』で、
吉田豪ちゃんのインタビューに
ついて触れていたが、
ずっと僕の名前は「御茶ノ水博士」
のままだった(笑)
キンタマ画伯の演奏配信を見てしまう。
選曲が同世代のボク好みで、
ついつい書き込みなどしているうちに、
外出の時間に。
14時、東池袋で開演の
エレキコミックの単独公演を見るために、
12時45分に家を出る。
アド街ック天国フォト。
ひとりで電車に乗って東池袋を目指すが、
例によって、間違えて東西線に乗った様。
乗り換え予定の新宿がない。
早稲田で下車。
時間がないので、
タクシーで東池袋を目指す。
初めて訪問する劇場「あうるすぽっと」へ。
タクシーの中では
YouTubeの宣伝動画が流れていた。
どれもこれも、
インフルエンサーの
「……買ってみた」系のもの。
統計を取れば、
視聴者の興味が、
こういう傾向のものになるからだろうが、
一部の勝ち組のお金持ちが、
自分の散財を見せびらかし、
それを魅入る庶民や若者から、
間接的にお金をかき集める構造。
若者はその見果てぬ夢に憧れるのか……。
お金持ちになるのが
人生の最終ゴール、
現代人の夢、みたいな風潮が心から嫌いだ。
自分のYouTubeが
そうならないことを誓う。
下準備が大変だけど、
『博士の異常な対談』などの
例えば80歳以上の大御所から
話を聞く路線のまっとうさを失うなよ、
俺!!
と自分に呼びかける。
もっと健全な夢や想い出を刻みたい。
健全な影響を与えたい。
新築の建物に、なんとか無事到着。
エレキコミック第31回単独公演。
『HEARTBEAT WALTZ』
ボクは31回目にして
初めての観劇になる。
ナイツの塙くんと対談して、
やついくんの面白さを再確認して、
やついくんの自叙伝
『それって青春というやつなのだろうな」
を読み、アサヤンで共演したりして、
今年は、俄然、エレキの若大将ブームが
来ている。
客席は、ソーシャルディスタンスを
保ちつつの満席。
男女比も半々。
カップルの客も多いのが印象的。
ボクの隣には、
BOOKSTAND.TVの原カントくんが、
遅れて座る。
曽我部恵一さんの
この舞台用に描き下ろした
曲から始まる。(毎回そうらしい)
これだけ続いているシリーズだからこそ、
コントライブとしては相当レベルが高いことは
予想していたのだが、、遥かにその上を行っていて、
全編、素晴らしかった。
音楽や映像などの
パッケージが凝っていて、
波の寄せては返す音が
残響音として耳に残り、
波間に浮かぶ、笑劇の連続。
時事ネタも織り込み、
くだらないコントの釣瓶打ちだが、
最初と最後の浜辺の光景と、
円環構造を作っていて
エンディングは、
夢幻の時間が過ぎ去ったよう。
Heart Beat(心臓音)
と波の音がシンクロしていて、
WALTZを刻む、
という「不整脈」という主題が、
最後の曽我部さんの曲にまで
通底していて粋だ。
総合的に言えば、上質な演劇、
例えばシティボーイズショーの領域だし、
スチャダラの名盤集で、
『サマージャム'95』や『彼方からの手紙』
を聴いているような、
季節感や、面白み、哀しみがある。
センスだけでデビューしたギャグ漫画家が、
長年かけて作画のスキルを上げて、
ギャグが作品化したような印象。
合間の映像部分で、
ツインクルコーポレーシションの社長も
初めてお姿を見たが、
最高に面白いキャラクターだなー。
やついいちろうは
プレイヤーとしても、
演劇作家、演出家としても、
超一流ではないか。
やついくんの
半笑いのジョーカーのような風貌と
狂人のキャラ。
対比する今立くんの
正確なる「普通の人」の演技。
声のメリハリ、スピード感あるツッコミも
ふたりきりだからこそ、より目立つ。
2人芝居でふたりともハイレベルだ。
しかし、面白い設定の中で、
チンコとウンコの言葉に
劇場で一番笑っているのが、
自分であるのに気がつく。
ひとつひとつのコントに
感想があるのだが、
ネタバレになるので終演後に、
書き足そう。
終演後、パンフを買おうとしたら、
「ボクが作ったんで……」
と原カントくんからいただく。
平間至さんの撮り下ろし写真集でもある。
冒頭がカントくんの
ふたりへのインタビューだったが、
途中に、ボクの名前が出てくる。
「忙しかったら配信で見ても良いですよ」
と、何度も言われたが、
かたくなに「生で見るから」
と何故か拘ったのだが、
これも言霊の為せるわざだった。
しかし、ここまで面白いと、
ひとりではなく、
ドルフィンでもカイマでも、
若い衆を連れて見せてやれば良かった。
終演後、記念撮影した後、
原くんと一緒に帰途散歩へ。
観劇の感想を語り合いながら……。
天に広がる東池袋を見上げる。
2015年に竣工下、
豊島区役所の新庁舎には驚いた。
隈研吾が監修なのか。
この建物が……。
こうなったのだから。
まるでバベルの塔だ。
民間住居のマンションも
同居しているとこらも新しい。
しかし、池袋は建物がダイナミックに変わった。
原カントくんの住む大久保まで目指す。
各所が再開発中で、
街に令和と昭和が同居している。
芝生が貼られた南池袋公園も
コロナ禍だが、まるで天国のような光景。
明治通りを一本奥に入り、
雑司が谷駅を歩いて通過。
早稲田松竹、まだ健在、
今度、見逃していてる、
『花束みたいな恋をした』を見に行こう。
1時間半、歩き続けて大久保の駅前、
原くんお薦めのモンゴル系焼き肉店へ。
店内に日本語は聞こえない。
酢豚と羊肉を注文したのだが、
大ボリュームでビールが飲めないのが辛い。
ママが大好物の羊肉は、お土産にもう一本、
テイクアウト。
大久保駅から帰還。
昨日の反省から、ツイキャスを早い時間から始める。
何度も電波に溺れつつも
40人に到達するまで。
配信で、
小西克哉×武田一顕のニュースさかさメガネ vol.37
を追っかけ再生。面白い!!
酩酊して24時頃、就寝。