わたしの眼鏡

眼鏡って、目が見えづらいから必要
補助的な役割だけれど、
私はかけたくない。見えすぎてしまうから

補助をしたことによって見たく無いものまで
はっきり鮮明に見えてしまう
ああ、こんなつもりじゃなかったのに

子供の頃は目がとても良くて、何を見ていても楽しいことばかりだった。でも大人はそうじゃ無い。人の気ばかりを伺って、できれば何も考えたくはなかったのに。

便利と必要、どちらもちょうど良いようには見えてくれなくて、こんな光景見たくはなかった
涙で霞んでしまえば眼鏡をしていても見えづらくて、涙は眼鏡をまた補助する役割なんだね

見えすぎる悲しさが存在するのならば
私は最初から不便でも見えない、を選ぶ
心が縮こまって、だから早く隅へ逃げてしまいたい。

わたしには眼鏡は必要なかった

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