森咲 水
日記のような呟きのような
少女の秘密のお話です。
1. オリーブの家 静寂に包まれている家。 テーブルの上に置いてある手紙。 手紙を手にとり、目を通すオリーブ。 その手紙の内容に、涙するオリーブの両親、祖父母。 ナレーション 「ある小さな国の小さな町で暮らすオリーブという女の子のもとに、一通の手紙が届きました。手紙には、有名劇作家でオリーブの叔父である、ヴァンが亡くなったと書かれていました」 オリーブ、家族が悲しむ姿を見つつ、家から出ていく。 ナレーション 「オリーブは何が何だかよくわか
コメントに返信したい…一体どうやって…
1. 特急列車 車内 何の変哲もない自然風景が続く窓の外。 ただそれをぼっと眺める日笠春樹(29)。 その横には、寝ている妹の日笠凛(28)。 箱根旅行に行く途中の二人。 春樹(M) 「最初に出会ったのは小学生になったばっかりの頃。そのあと、兄妹になった。そんな妹がもうすぐ結婚する」 目を覚ます凛。 凛 「まだ?」 春樹 「まだ」 凛 「そっかぁ」 そう言いながら春樹の手を握り、また眠りにつく凛。 春樹(M) 「俺たちはずっ
私を色で形容しようとすると、無色だろう。何色でもないし、そもそも色を塗るべきキャンバスみたいなものが存在しない。だけど、私はずっと何色でもいいから、誰かの色に染まりたかった。
マダミスをやってみたいです…
noteにいると、創作意欲を継続出来てていいな、 暗黒の闇に勝手に落ちることなく創作できてる。素敵。
1. 学校 教室 放課後。静かな廊下。 直登(17)、忘れ物を取りに教室にやってくる。 教室に、直登の筆箱を持った沙織(17)が待っている。 気まずい顔の直登。 直登 「……あ……よお」 沙織 「よお」 直登 「何してんの?」 沙織 「これ忘れてるなぁと思って」 直登 「……ありがと」 直登、筆箱を取りに沙織に近づく。 沙織、直登にキスをする。
昼休み、渡り廊下からふと空を見上げるとシャボン玉が飛んでいた。高校の校舎内でシャボン玉。私は妙にそのシャボン玉が気になった。理科研究部が何か実験をしているだけかもしれないが、私はそのシャボン玉を追って屋上まで来た。そこには1人でシャボン玉を吹いて遊んでいる春日井響子の姿があり、私は心底驚いた。彼女がここにいることもそうだけれど、彼女がたった1人で昼休みを過ごしていることが意外だった。彼女は誰にでも分け隔てなくフラットに接するサバサバした性格と誰もが認める美貌故にいつも人に囲
いろいろなものを駆け足で書いてきたので、10月は物語に出会ったり再会する月になれば良いなと思います。 あなたの自信作宣伝して下さい🙇♀️