#37 1日1映画『泣きたい私は猫をかぶる』 猫を通して《私》を見つける

#1日1映画
この企画は今年に入って諸事情で映画をほぼ毎日見ることになった男が、ただ見るだけではもったいないと思いnoteに感想を綴るようにしたものです。ネタバレの可能性ありなのでご注意を。今回で第37回です。

泣きたい私は猫をかぶる

なきねこ公式サイト
2020年6月18日より公開のNetflixオリジナル作品。

アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作『ペンギン・ハイウェイ』を製作したアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」による二本目の長編アニメーション映画です。
声の出演としては主演に女優として活躍する志田未来と、東京喰種や鬼滅の刃で主人公役を務めるなど今一番旬の声優である花江夏樹。
脇を固めるのは山寺宏一や小木弘明とかなり豪華な顔ぶれがそろっています。
主題歌はティーンに絶大な支持を誇る「ヨルシカ」が起用されました。

ヨルシカとは・・・ボカロPでもあるn-banaが女性シンガーのsuiを迎えて結成したバンドです。個人的なお勧め曲は「藍二乗」と「言って。」

あらすじ

笹木美代（ささき・みよ）は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間）」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。
そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人（ひので・けんと）へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった・・・。
【公式サイトより引用】

大切なものは失ってから気づく

始まったばかりの作品なのでネタバレ一切なしで・・・

友達も恋人も家族も人は失うことで初めてその大切さに気付くものです。
森羅万象が無限に続くのであれば失うことを知らずに人は生きていくことができるでしょう。でもそんな都合のいいことはありません。人は良くも悪くもなれる生き物です。当たり前に続くと思っていることにも突然終わりが来ます。だからこそ当たり前と思うのではなく毎日を大事に生きよう、この映画が再認識させてくれました。おすすめの映画です。

文庫版

泣きたい私は猫をかぶる (角川文庫)

コミカライズ版

泣きたい私は猫をかぶる（1）巻 (角川コミックス・エース)