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【お気に入り紹介】花ふきん 麻

初めて「麻の花ふきん」を手にした瞬間、ふきんへのイメージがガラリと変わりました。

アルバイト先のセレクトショップで出会った「かや織ふきん」がきっかけで中川政七商店を知り、そこから我が家の家事事情は大きく変化します。
その象徴が『麻の花ふきん』
生活に心地好さをもたらしてくれるこのふきんについて、今回はご紹介します!


我が家のふきんの歴史

我が家のふきん選びは試行錯誤の連続でした。
台拭きには「白雪ふきん」から始まり、「かや織ふきん」へ、食器拭きは、キッチンクロスやキッチンペーパー、手ぬぐいと色々な種類を試してきましたが、どれも「これだ!」と感じるものにはなかなか出会えませんでした。
そんな中、ついに出会ったのが「麻の花ふきん」です。

一言で言うと、食器拭きが楽しくなる!そんなふきんです。

使っていて拭くのが楽しくなるほど吸水力抜群で、使い終わりもスッと乾いてくれるのが魅力。これまでのふきんは吸水性が長続きせず、濡れてすぐに洗濯が必要でしたが、花ふきんに変えてからはその煩わしさがなくなり、毎日の食器拭きに革命が起きました!

花ふきんの特徴

◎使えば使うほどふわふわに

花ふきんの魅力は、使うほどふわふわと柔らかくなり、手に馴染むところです。そんな姿に愛着が湧きます!
天然繊維の麻と綿を使っているため、毎日洗っても丈夫で、繊維が水で強化される特性もあって長持ちします。
花ふきんを作る最後の仕上げには、一枚一枚人が人の手でミシン掛けされており、細やかな丁寧さが加わっています。

左が新しいもの、右が使い始めて数ヶ月後のもの

◎抜群の吸水性と速乾性

花ふきんの推しポイントはなんといってもその吸水性と速乾性。
この2つの特徴を支えているのが、「薄さ」と「大判サイズ」のこだわりです。

①薄さ
かや織ふきんは5枚重ねで作られていますが、花ふきんは2枚重ねで仕上げており、軽くて薄いです。

②大判サイズ
花ふきんは58cm×58cmと大きめのサイズ。これは反物を二つ折りにしたサイズで、無駄のないものづくりの思想が反映されています。

これらのこだわりにより、ふきんをたたんで使うと吸水力がしっかり発揮され、広げて干せばすぐに乾きます!速乾性が高いので、食器を拭く際も洗濯の手間が少なく、日常がスムーズになります!

花ふきん〜綿と麻の違い〜

左が綿のふきん、右が麻のふきん

花ふきんは2種類の素材のものがあります。
綿100%麻100%(ラミー50%・リネン50%)
最大の違いは触り心地です。

◎綿はふわふわで、使うほどにさらに柔らかさが増していきます。
◎麻はシャリ感がありながらも、使い込むと心地よいふわふわ感がプラスされます。

どちらの方が優れているというわけではなく、触り心地の好みや用途によって選ぶのがおすすめです!
我が家では綿の花ふきんは台拭きや掃除用の雑巾として、麻の花ふきんは食器拭きとして活用しています。

使用上のポイント

花ふきんを長く快適に使うためのコツをいくつかご紹介します。
最初の使い方や洗濯方法に気をつけると、花ふきんの機能を最大限に引き出すことができます。

①最初に行うこと

購入後、最初に使う前は、花ふきんに付いている糊をしっかり落とすことが重要です。水がぬるま湯でよく洗い、糊を取り除くと吸水性が格段に良くなります。使っている途中で吸水性が悪いなと感じたら、糊がまだ残っている可能性があるので再度洗ってみてください。

②洗濯時のポイント

柔軟剤の使用は避けてください。柔軟剤は繊維に膜を作り、花ふきんの吸水性を低下させる原因になります。普段の選択では、洗剤で洗うだけで十分です。

③漂白方法

花ふきんを長く清潔に保つための漂白には、以下の2つの方法があります。
1. 酸素系漂白剤を使用する
オキシクリーンやワイドハイターなどの酸素系漂白剤を使用してください。花ふきんの生地は化学染料で染められているため、塩素系漂白剤は色落ちの原因になります。ただし、白百合は塩素系漂白剤でも問題ありません。

2.煮沸消毒
お湯に塩を酢を少し入れて沸騰させ、その中にふきんを5分程度入れて煮沸消毒します。これも漂白の一つの方法としておすすめです。

最後に

花ふきんは、初めて手に取ったときは少し高価に感じるかも知れません。
綿が880円、麻が1,320円と一般的なふきんよりも少しお値段が張ります。
しかし、一度使ってみると「これならむしろ安いかも」と思えるほど、価値が感じられるアイテムです。丈夫さはもちろん、食器拭きから台拭き、最後は雑巾と、1枚で何役もこなせて1年以上は使い続けることができます。

一枚一枚が人の手で丁寧に仕上げられたこのふきんには、作り手の温かみと手仕事の価値が込められています。大量生産が主流の今だからこそ、こうしたものづくりを日常の中に取り入れ、長く大切に使えるアイテムを選ぶことに特別な価値を感じます。そうすることで伝統や技術を支える循環の一助となるのも嬉しいところです。花ふきんは1番手軽に取り入れやすいものだと思います。

花ふきんは挨拶やお礼の贈り物にもぴったりです。贈った先でもその良さを実感してもらい、手仕事のぬくもりが広がっていけば嬉しいなと思います。
ぜひ一度手に取ってみて、花ふきんがもたらす心地好さを体感してみてください!
きっとふきんの、家事の概念が変わる瞬間を味わって頂けると思います!


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